サマー2000シリーズ最終戦、藤田菜七子騎手の重賞Vチャンスなど/本日の注目ポイント

2017年09月03日(日) 06:00

小倉2歳Sのフローラルシトラスで重賞初勝利の期待がかかる藤田菜七子騎手(写真は昨年10月の東京競馬場にて、撮影:下野雄規)

 9/3(日)は札幌・小倉・新潟の3場開催。札幌・新潟は曇り予報。小倉は晴れる見通し。

■サマー2000シリーズ最終戦の行方は
 新潟11Rの新潟記念(GIII)は「サマー2000シリーズ」の最終戦。現在ポイントランキング上位の馬で出走するのは2位のタツゴウゲキ(11ポイント)、3位タイのルミナスウォリアー(10ポイント)、8位タイのマイネルフロスト(5ポイント)。また、6位タイのタマモベストプレイ(6ポイント)は札幌11Rの丹頂Sに出走する。シリーズ首位のサクラアンプルールは13ポイントで確定している。

■夏の小倉の出世レース
 小倉11Rは2歳重賞の小倉2歳S(GIII)。今世紀では今年の桜花賞レーヌミノル、2007年スプリンターズSを制したアストンマーチャン、2005年フェブラリーSを制したメイショウボーラー、2001年阪神JFを制したタムロチェリーと、このレースの優勝馬のうち4頭が後のGIホースとなった出世レース。2着にも2003年朝日杯FS優勝馬コスモサンビーム、GI・7勝馬ブルーコンコルドや、2年連続でサマースプリントシリーズのチャンピオンとなったベルカントなどがいる。

藤田菜七子騎手、2月以来の重賞騎乗
 その小倉2歳Sに出走するフローラルシトラスの鞍上は藤田菜七子騎手。中央重賞での騎乗は今年2月のダイヤモンドSサイモントルナーレ以来、通算4度目。フローラルシトラスはデビューから2戦続けて手綱を取り、2戦目で勝利に導いた。その未勝利戦の勝ちっぷりからも人気サイドの1頭になりそう。人馬ともに重賞初勝利となるか。

桜花賞馬半弟・プロトスターがデビュー
 新潟5R・新馬戦では2011年の桜花賞馬・マルセリーナ(父ディープインパクト)の半弟となるプロトスター(父ネオユニヴァース)が初陣を迎える。兄には重賞3勝馬グランデッツァ(父アグネスタキオン)もいる期待馬。鞍上は岩田康誠騎手

■白毛馬ハウナニ、新潟で初陣
 新潟6R・新馬戦では白毛馬・ハウナニ内田博幸騎手鞍上でデビューを迎える。母母シラユキヒメ母ユキチャンと3代続く白毛の血統。父は好調の新種牡馬ロードカナロア、調教の動きもよく初戦から期待。また、このレースには“珍名馬”カクカクシカジーカ(馬名由来:斯く斯く然々より)も出走する。

■小倉にも白毛馬登場、3歳の“叔父さん”シロニイ
 小倉の10R・西日本スポーツ杯には白毛のシロニイが出走。前走は同級のレースで2番人気2着しており、今回も人気サイドが予想される。こちらはユキチャンの弟で、上記ハウナニの叔父にあたる。

■9月の札幌の長距離名物レース
 札幌11Rの丹頂Sは2600mの距離で争われる名物レース。一昨年の優勝馬・ヒラボクディープ、3年前の優勝馬・タマモベストプレイなど高齢馬が多くを占める中、3歳のトラストも出走。前走の日本ダービーでは勝ち馬レイデオロから0.6秒差。古豪たちを打ち破ることができるか。

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