ダービーは「動けなかっただけ」ベストアプローチ“まともなら…”/トレセン発秘話

東京スポーツ

2017年09月20日(水) 20:00

ダービーは“動けなかった”ベストアプローチ、スムーズな競馬ができれば…(写真は2016年新馬戦優勝時、(C)netkeiba.com)

 神戸新聞杯マイスタイルを出走させる昆調教師が、日本ダービーの内容を踏まえ、今年の3歳牡馬のレベルを一刀両断した。

「あのレースで途中から動いたのはレイデオロだけみたいなもの。それ以外は動けなかったんじゃなくて、動かなかった。動いたら最後に脚が上がることが分かっていたんだろう。だから勝ったレイデオロは強かったにしても、他の馬はどうかというと…正直、微妙だね。だって道中、動かず脚をためていたのに、ほとんどの馬が逃げていたウチの馬(4着)もかわせなかったんだから」

 トレーナーの見立てで言えば、勢力図は「レイデオロ1強+その他」といったところか。だとすれば神戸新聞杯レイデオロがあっさり突き抜けてしまうのか?

「いや、そうとも思えない。ちょっと調教が軽過ぎないか? あの馬、菊花賞は使わないんだろ? 目標はもっと先にあるんじゃないかな」

 確かに同じくらいの間隔での出走となった皐月賞(5着)時と比べて、今回はトラックに入れた本数も、追い切りそのものの本数も若干少ない。となれば、ローズSのように伏兵が台頭する可能性もないわけではない?

 坂路野郎がダービーに続いて注目しているのはベストアプローチだ。この馬のダービー(9着)は脚がなくなることを恐れて動かなかったのではなく、馬群の中で閉じ込められてしまい、正真正銘“動けなかった”だけなのだ。「仕上がり? いいよ。着実に春より馬が成長してる。しまいはしっかりした脚を使う馬だし、スムーズな競馬ができれば」と荻野助手。

 エンジンのかかりが遅いゆえに、これまでやたらとスムーズさを欠く競馬が多かった馬。“まともなら…”という思いは坂路野郎も同じだ。相手はレイデオロ…ではなく、超新星になりそうなダービー不出走組キセキとの馬連、ワイドで勝負しようと、もくろんでいる次第である。

(栗東の坂路野郎・高岡功)

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