メラグラーナ池添学師「中山は3戦3勝。合っていますね」/スプリンターズS共同会見

2017年09月27日(水) 21:20

メラグラーナについて「本格化した今、手ごたえを感じています」と語った池添学調教師(撮影:花岡貴子)

メラグラーナを管理する池添学調教師

――前哨戦のセントウルSはどう受け止めていらっしゃいますか?
池添 その前2走が惨敗だったので、原因はメンタル面なのか馬場の影響なのか、自分の中でわかりあぐねていたのですが。セントウルSでいい走りをしてくれたので、その前2走の惨敗は馬場の影響があったのかな、と思いました。あの二走は直前に雨も降りました。キックバックをくらうとよくないという精神的に脆い面もあるので、それが影響したのではないかと思います。

――セントウルSは勝ち馬からはコンマ2秒差、2着とは僅差でした。
池添 終いしっかり脚を使いましたし、ちょっと直線で進路を迷った部分もあり2着には届きませんでしたが、これを使ってもっと良くなるなという手ごたえを感じました。恥ずかしい競馬をしていないので良かったな、と思いました。状態は決して完璧という感じではなく叩いてよくなるという手ごたえも感じており、さらに楽しみが増えました。

――先週はCWでの追い切りでした。
池添 前走はコーナーで内に刺さるところがあったので、そのあたりの確認の意味もあって3頭併せでやりました。元気いっぱいだったので単走での追い切りも考えたのですが、併せ馬で気合をつける程度にやりました。時計は終いだけ出しましたが、動きは申し分なかったです。

――それを受けて、今朝は坂路での調教でした。
池添 オーバーワークに気をつけて、いつものパターンでいきました。弾むようなキャンターをしていましたし、時計はやればいくらでも出ると(騎乗者は)言ってましたので、折り合いとオーバーワークに気をつけました。

――昨年の夏から急成長したイメージがあります。
池添 1200を使いだしたことと、脚質を生かす競馬をするようになって、馬の成長もありメキメキと力をつけてきました。昨年のセプテンバーSを勝ったとき、乗ってくれた福永騎手が「来年スプリンターズSが楽しみだ」と言ってくれたので、ここを目標に調整してきました。

――スプリンターの適性は?
池添 距離的にはマイルまでこなせると思いますが、本来はスプリンターなのかなと思います。

――特に中山は相性がいいですね。
池添 そうですね、中山は3戦3勝。大トビで広いコースがいいかな、と思っていましたが。道中ブレーキをかけると立て直すのに時間がかかりますが、中山コースだと早めに進路を確保して早めに来れるので、それが合っているのではないかと思います。

――池添さんにとってもGIというのは大きな舞台かと思います。
池添 そうですね。でも、僕が気負っても仕方ないので。

――メラグラーナは厩舎初勝利を挙げた馬、初重賞を挙げた馬でもあります。
池添 開業前から自分自身で世話してきたので思い入れはあります。南半球産馬ということで体の成長はもちろんですが、精神面の成長もしっかりしてきました。デビュー当初は体も弱くてレース数も使えませんでしたが、カイ食いなどすべて解消されて本格化しました。今、手ごたえを感じています。

――避けたい条件は?
池添 そうですね。やはり過去の敗因やレースぶりを見ても、良馬場を希望しています。あとは馬ごみでゴチャつくのだけは避けたいです。多分ペースも速くなるのでこの馬自身は後ろから行くことになるでしょうし。ジョッキーも百戦錬磨。うまくさばいてくれると思います。

――期待と心配、どちらが大きいですか?
池添 どちらも大きいですね。無事にレースを終えて厩舎に戻ってきてくれればと思います。

――最後にひとこと。
池添 前走を使ったことでしっかりと上積みもありますし、状態のよさは肌で感じています。当日、天気がよくて、ファンの皆さんに競馬場に足を運んで、応援していただけたら幸いです。

(取材・写真:花岡貴子)

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