マイルCSへの重要ステップ、レースの質から穴馬を探る/富士S展望

2017年10月18日(水) 07:40

マイラーとしての評価を割り引く必要はないサトノアレスに注目(写真は巴賞優勝時、(C)netkeiba)

 マイルCSの前哨戦として、1着馬には優先出走権が与えられる。2011年のエイシンアポロンと2014年のダノンシャークは、富士SステップマイルCSを勝利しており、かつてに比べ重要度が格段に高まった。

1.瞬発力勝負で軽量馬有利

 スピードタイプが翌週のスワンSに向かうこともあってペースが緩みやすく、最近ではレース上がりの3Fが34秒前後で推移している。スローの瞬発力勝負は斤量が軽い馬に有利になるのが大原則だ。過去10年このレースで最多の4勝を挙げているのが3歳馬で、特に2012年以降は3勝と良績が集中している。

2.中距離からの距離短縮組も互角

 昨年は良馬場で決着時計が1分34秒0だったように、この時期のマイル戦にしては時計勝負になりにくい。マイル戦の流れに慣れていることはそれほど重要ではなく、一昨年は皐月賞以来の臨戦だったダノンプラチナが勝利しているし、2014年はセントライト記念から臨んだステファノスが勝利。中距離のゆったりした流れに慣れた馬でも問題なく勝負になる。

3.なにはともあれディープインパクト

 このレースに出走したディープインパクト産駒の全成績は[3-3-1-5]。半数が連対する驚異的な数字を残している。先々週の毎日王冠で上位3頭を独占したことからもわかるように、スローのワンターン戦はディープインパクト産駒がもっとも得意とする条件である。


 注目はサトノアレス。一昨年の勝ち馬ダノンプラチナ同様、前年の朝日杯FSの勝者である。東京マイルでもベゴニア賞を完勝していて、マイル戦では2戦2勝。函館記念の6着は距離を意識して構えすぎたのが敗因で、マイラーとしての評価を割り引く必要はない。3か月の充電期間を挟んで乗り込みも入念。54kgなら充分太刀打ちできるはず。

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