格よりも臨戦過程を重視したい/デイリー杯2歳S展望

2017年11月08日(水) 06:00

ノーステッキで抜け出したデビュー戦はインパクト充分だったカツジ

 朝日杯FSの前哨戦としての位置づけを明確にするために、1か月施行時期が繰り下げられて、今年で4年目。2歳重賞が増えたこともあって、近年になってレースの性質は変化しつつある。

1.前走の格は関係ない

 前走で重賞・オープン特別を使っていた馬が連対率16.7%であるのに対して、前走で新馬・未勝利を勝ったばかりの馬が連対率19%(過去10年間)。素質があればキャリアの少なさは不問にしていい。

2.折り合って差す競馬ができるか

 過去歴を見ると逃げ・先行馬の活躍が目立つが、過去10年間で前走逃げていた馬は[0-1-2-16]と不振。それまでに控えて折り合う競馬を経験しているから余裕を持って位置取りを選択できる、と考えたい。

3.秋競馬に使われている馬が中心

 レースの施行時期が移動してからの3年間で、夏のローカル以来の臨戦で連対したのは、一昨年断然の1番人気で2着だったシュウジのみ。秋の中央場所はレースレベルが高くなっているので、ローカルから休み明けで挑む馬は低くないハードルを超える必要がある。


 注目はディープインパクト産駒カツジ。直線で前が開くのを待ってノーステッキで抜け出してきたデビュー戦は、着差以上にインパクト充分の勝利だった。新馬を勝って中2週でデイリー杯というのはデビュー前の青写真通りで、思惑通り攻め馬の走りも軽快さを増している。追っての味を考えると外回りに替わるのも歓迎で、コース形態・展開など、今回はさまざまな面で競馬がしやすくなりそうだ。

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