モズカッチャンが古馬を破って初戴冠! 鮫島師もGI初制覇/エリザベス女王杯

2017年11月12日(日) 18:28

M.デムーロ騎手騎乗のモズカッチャンが初戴冠

 12日、京都競馬場で行われたエリザベス女王杯(3歳上・牝・GI・芝2200m)は、中団の前でレースを進めたM.デムーロ騎手騎乗の5番人気モズカッチャン(牝3、栗東・鮫島一歩厩舎)が、直線で内から脚を伸ばして、早め先頭から粘る9番人気クロコスミア(牝4、栗東・西浦勝一厩舎)を捕らえ、これにクビ差をつけ優勝した。勝ちタイムは2分14秒3(良)。

 さらにアタマ差の3着に3番人気ミッキークイーン(牝5、栗東・池江泰寿厩舎)が入った。なお、1番人気ヴィブロス(牝4、栗東・友道康夫厩舎)は5着、2番人気ルージュバック(牝5、美浦・大竹正博厩舎)は9着に終わった。

 勝ったモズカッチャンは、父ハービンジャー母サイトディーラーその父キングカメハメハという血統。春のオークスで2着、秋の秋華賞で3着と無冠に終わった悔しさを晴らし、新女王の座に輝いた。鞍上のM.デムーロ騎手は、昨年のクイーンズリングに続く連覇を達成。また、本馬を管理する鮫島一歩調教師は、開業18年目で初のJRA・GI制覇となった。

M.デムーロ騎手のコメント】
 凄く真面目で賢い馬で、いつもいいスタート、いいポジションを取ってくれます。道中はずっといい手応えで、直線も最後まで頑張ってくれました。今京都に住んでいますので、京都でGIを勝つのは特に嬉しいです。応援ありがとうございました。

【勝ち馬プロフィール】
モズカッチャン(牝3)
騎手:M.デムーロ
厩舎:栗東・鮫島一歩
父:ハービンジャー
母:サイトディーラー
母父:キングカメハメハ
馬主:キャピタル・システム
生産者:目黒牧場
通算成績:9戦4勝(重賞2勝)
主な勝ち鞍:2017年フローラS(GII)

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