大不振アスカノ 太宰とのコンビ復活で走る気出す!?/トレセン発秘話

東京スポーツ

2018年01月17日(水) 18:00

久々のコンビ復活となるアスカノロマン&太宰騎手(c)netkeiba.com

 この馬にはやはり、このジョッキーが一番合う――。

 競馬ファンなら、そんな思い入れのあるコンビが必ずいるはずだ。一競馬ファンだったころ、坂路野郎の中では「タイキブリザードは岡部より坂本の方が合う」イメージが強かった(あくまで主観。突っ込みはなしということで…)。

 本題はGII東海S(21日=中京ダ1800メートル)。アスカノロマンにはやはり、太宰が一番合う――。そんなイメージを持っている競馬ファンは少なくないのでは。

 初勝利となったデビュー4戦目から主戦を務め、一昨年の当レース、GIII平安Sの重賞2勝を含む、この馬の過去7勝は他ならぬ太宰とのコンビで挙げたものだ。しかし、一昨年の南部杯で4着に敗れた後は鞍上が和田にチェンジ。木幡広、柴田善が騎乗することもあったが結局、新たに勝ち星を挙げることができないまま現在に至る。

 で、今回、久々のコンビ復活。これにはオーナーサイドから「太宰に戻してほしい」とのオーダーがあったとか。この名コンビ復活で、近走ふがいない競馬を続けている馬が、走る気を取り戻すのではないか、と坂路野郎はちょっぴり期待してしまう。

「やっぱりアイツが一番この馬には合っているよな。以前、勝っているように、ジョッキーだけでなく、コースとも相性がいいわけだろ。ここで走らなかったら、もうさすがに何も言えなくなるわな」とは担当の佐藤厩務員だ。

 もちろん、舞台、騎手との相性がどんなに良くても、馬自身に衰えがあっては、巻き返しは難しいだろうが、少なくとも前走の師走S・15着惨敗は「攻め馬をやり過ぎて、当日には馬がもうヘバっていた」と言うのだから度外視可能だろう。

「今回はそこも踏まえて調整してきたので、前回みたいなことはないはず。決して馬が衰えたとは思っていない。何とかいいところを見せてほしい」(佐藤厩務員)

 一本かぶりになるであろうテイエムジンソク打倒とまではいかなくとも…。大穴としてヒモ候補には入れておきたいと思わせる名コンビだ。

(栗東の坂路野郎・高岡功)

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