スワーヴリチャードのGI初制覇なるか/大阪杯の見どころ

2018年03月26日(月) 10:05

GI初制覇を狙うスワーヴリチャードが大阪杯に出走(撮影:高橋正和)

 GIに昇格して2度目の大阪杯。昨年はキタサンブラックの貫禄勝ちだったが、今年は果たしてどうなるか。出走を予定している主な有力馬は次の通り。

■4/1(日) 大阪杯(4歳上・GI・阪神芝2000m)

 スワーヴリチャード(牡4、栗東・庄野靖志厩舎)は昨年のダービー2着馬で、今年初戦の金鯱賞をV。超スローペースで楽に逃げたサトノノブレスをキッチリと捕らえての完勝で、順調ぶりをアピールした。今回は右回りがどうかだが、阪神では新馬・未勝利戦とはいえ2・1着と結果を残しており、大幅に割引する必要はなさそう。ここで念願のGI初制覇なるか。

 サトノダイヤモンド(牡5、栗東・池江泰寿厩舎)は金鯱賞で3着。昨年の凱旋門賞(15着)以来の休み明けで、直線の反応もやはり鈍かったが、エンジンがかかってからはさすがの脚を見せた。この一叩きで状態が戻れば、前走の差はなくなるはず。2016年有馬記念以来のGI・3勝目を期待したい。なお、これまでのレース全てで騎乗していたC.ルメール騎手がドバイに遠征するため、今回は戸崎圭太騎手とコンビを組む。

 シュヴァルグラン(牡6、栗東・友道康夫厩舎)は昨年のジャパンCレイデオロキタサンブラックを撃破。続く有馬記念は3着だったが、不利を受けながらのもので、現役トップクラスの実力馬であることは示した。今回は休み明けの上、距離も短いが、地力を考えれば当然侮れない。

 その他、昨年の皐月賞アルアイン(牡4、栗東・池江泰寿厩舎)、3歳でマイルCSを制したペルシアンナイト(牡4、栗東・池江泰寿厩舎)、AJCCを勝ったダンビュライト(牡4、栗東・音無秀孝厩舎)、3連勝中の新星トリオンフ(セ4、栗東・須貝尚介厩舎)、AJCCで2着のミッキースワロー(牡4、美浦・菊沢隆徳厩舎)なども戴冠を狙う。発走は15時40分。

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