ソールインパクト戸田師「フェノーメノが色々教えてくれた」/天皇賞・春共同会見

2018年04月25日(水) 19:45

ソールインパクトについて「3000m前後の距離で本領発揮」と語った戸田調教師(撮影:佐々木祥恵)

 長丁場を得意とするソールインパクト(牡6・美浦・戸田博文)が、ウッドチップコースで併せ馬の追い切りを消化した。追い切り後、管理する戸田調教師が共同記者会見に臨んだ。

(前走の日経賞・GII・7着を振り返って)
「大外枠が響いて道中もだいぶ外々を回されてコースロスもありました。着順ほど悲観する内容ではなかったですが、少し苦しかったかなと思います」

(日経賞からここまで中4週、中間の調整過程は?)
「ここを目標にして中4週というのもちょうど良いローテーションですし、それを見据えて日経賞を選択しました。馬も使いながら良くなるタイプですので、非常に良い状態で向かうことができると思います」

(今朝のウッドチップコースでの、併せ馬の最終追い切りについて)
「先週は長めからしっかり負荷をかけられました。今週は輸送もありますし、雨が降って馬場があまり良くなかったので、時計というよりは最後の息遣いとゴール前の反応を確かめるようにということでしたが、内容的には良かったです。どちらかというと実戦タイプで、使いながら良くなってくる馬です。今日併せた相手は障害馬ですが調教は走る馬ですし、今日の時計は遅かったですが、ゴール前の反応も良く非常に良い動きだったと思います」

(ここまでは青写真通り?)
「輸送してプラス4キロと短期休養明けで太め残りもあった日経新春杯(GII・11着)と、日経賞の2戦は原因がわかっていますので、それを微調整しながらここまで来ることができました。日経新春杯の後はダイヤモンドS(GIII・3着)、日経賞とコンスタントに使いながら、非常に馬の調子も上がってきています。

 この馬にとって3000mを越してからの距離は非常に魅力がありますし、相性も良いと思っています。何とか頑張ってもらいたいとスタッフ皆一生懸命やってきましたし、重賞未勝利ですけど胸を張って大舞台に向かえる状態にはなっていると思います」

(3400mのダイヤモンドSで3着と好走したが、その内容については?)
「やはりこの馬は3000m前後の距離で本領発揮というか、良さが出てくるので、それが生きたレースだったと思います」

(2013、2014年とフェノーメノで春の天皇賞を連覇しているが、天皇賞の重みについては?)
「伝統のあるレースなので秋も取りたいところですが、ウチの厩舎は普段の調教でも長めにじっくりやる調教方針なので、春の天皇賞に勝てた時は本当に嬉しかったですし、ウチの調教スタイルの成果が出たというのもありました。あの時にフェノーメノが色々教えてくれた経験などを十分に生かして、ソールインパクトはうまく段取りができたかなと思っています」

(天皇賞3勝目になりますように)
「そうですね、重賞未勝利なのですが、この馬の良さが生きるレースだと思っていますので、皆をあっと言わせるような競馬ができたらなと思っています」

(取材・文:佐々木祥恵)

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