【セントウルS】ラブカンプー逆転王者だ 併せ馬で動き軽快!引き続き好調アピール

デイリースポーツ

2018年09月06日(木) 06:00

 過不足なく負荷をかけられたラブカンプー(左)

 「セントウルS・G2」(9日、阪神)

 今夏3戦目に挑むラブカンプーは5日、重馬場の栗東坂路で最終リハ。パートナーに0秒2遅れたものの、軽快な脚さばきを披露した。メンバー唯一のサマースプリントシリーズ逆転V資格馬。ここで重賞初制覇を決め、サマージョッキーズシリーズ優勝が懸かるMデムーロとともに、最高の形で夏を締めくくりたい。

 重賞初制覇へ虎視たんたんだ。ラブカンプーは重馬場の栗東坂路で僚馬のアトレヴィード(3歳500万下)と併せ馬。攻め駆けする相手に0秒2先着を許したものの、自身も軽快なフォームで4F54秒7-39秒2-12秒7をマーク。引き続き好調ぶりをアピールした。

 森田師は「雨の影響で地面が悪く、時計は出なかったが、変わらずに来ています。仕上がっています」と及第点を与えた。前走の北九州記念ではハイペースの厳しい流れのなか、3着に好戦。「よく粘っていた。僚馬のダイメイプリンセス(2着)に抵抗していたし、時計も速かった」と好ジャッジを下す。

 ここを勝てば、サマースプリントシリーズ逆転優勝。鞍上のMデムーロもサマージョッキーズシリーズ暫定首位となっており、人馬ともにシリーズチャンピオンへの期待が懸かる。「あまり気にしてはいない。GI馬のファインニードルがいますし(笑)」と指揮官は意識していないそぶりだが、言外に意欲をにじませている。

 芝6Fは(2・3・1・0)と好内容。「1200メートルはいいと思う。おとなしいですし、多少ペースが乱れても崩れないのが、この馬の持ち味」と成長著しい3歳牝馬を評価する。夏の重賞を共に走った“戦友”ダイメイプリンセスはアイビスSDを制覇。いざ、厩舎2頭目の重賞ウイナーへ-。夏を最高の形で締めくくり、快進撃の皮切りとしたい。

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