史上初のアクシデント 競走距離誤認で山田騎手が騎乗停止処分に 1周目直線でスパート

デイリースポーツ

2018年10月13日(土) 16:32

 山田敬士騎手

 非常に珍しいアクシデントが起こった。13日の新潟6Rダート2500メートル戦で、逃げた2番人気ペイシャエリート(牡3歳、美浦・小笠倫弘厩舎)に騎乗していた山田敬士騎手(21)=美浦・小桧山悟厩舎=が競走距離を誤認。1周目の直線半ばでムチを入れてスパートをかけ、ゴール板通過後は馬を外めに誘導してスピードダウン。内から後続に次々と追い抜かれ、12頭立ての最下位に敗れた。

 JRAは14日から裁定委員会の議定があるまで、同騎手を騎乗停止処分に。新潟で騎乗を予定していた14日の8鞍全てを乗り代わることになった。JRAによると、競走距離の錯誤による騎乗停止は史上初という。

 今回の舞台となった新潟ダート2500メートルは、ゴール板の対面に当たる、2コーナー過ぎの向正面からスタートして、約1周半するコース。使用頻度は非常に少なく、16年以降では、毎年秋の開催で2レースずつ行われ、今年は今回が初めて。27日にもう1レースが予定されている。

 山田騎手は今年3月のデビューのルーキー。ここまで新人騎手3人の中で最多となる7勝を挙げている。

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