【シンザン記念】新春の出世レース、注目はあの馬/JRAレース展望

2019年01月03日(木) 06:00

新春の出世レースで求められる条件とは(撮影:下野雄規)

 年によって出走メンバーのレベルにバラつきがあるものの、近年の勝ち馬からアーモンドアイミッキーアイルジェンティルドンナと3頭のGI馬を輩出している。2016年は2着のジュエラー、2017年は3着のペルシアンナイト、6着のアルアインがその年のGIを制しており、1月の3歳重賞としては例外的に大物の出現を期待できるレースだ。

1.スピードが必要

 過去10年で4コーナー4番手以内だった馬の成績が[7-5-5-32]で、逃げ馬も[2-1-2-5]。この開催の京都コースの芝は内側の状態が良好で、逃げ・先行馬はなかなか止まらない。馬場が極端に重くならないかぎり、軸には先行スピードがある馬を選びたい。

2.大型馬が好走しやすい

 2018年に7番人気で2着したツヅミモンはメンバー中最高馬体重だったし、2017年もメンバー中最高馬体重のタイセイスターリーが4番人気で2着。2016年にワンツーしたロジクライジュエラーも、馬体重がメンバー中1位と2位だった。

3.重賞実績は不問

 函館2歳Sを勝ったカシアス札幌2歳S2着のファストアプローチを退けて、前走未勝利・新馬から臨戦したアーモンドアイツヅミモンがワンツーした2018年が示すとおり、これまでの実績があまり当てにならない傾向がある。2017年は札幌2歳S勝ち馬トラストが4着、2016年はサウジアラビアロイヤルCでタイム差なしの3着だったアストラエンブレムが4着と、重賞実績馬の敗退が相次いでおり、キャリアを才能が凌駕するパターンが毎年繰り返されている。


 アントリューズは新馬戦を敗れたあと芝1600m戦に使われるようになって2連勝。いずれも前を見る位置で競馬をして、危なげのない内容だった。まだ余裕のある身体つきで使われていて、いかにも奥がありそうだ。レースセンスがあって終いのキレ味も充分。ロードカナロア産駒からまた一頭、大物候補の登場を期待したい。

関連情報

みんなのコメント

ニュースコメントを表示するには、『コメント非表示』のチェックを外してください。

ミュート・報告・コメント非表示の使い方
  • 非表示・報告をクリックし「このユーザーの投稿を常に表示しない」を選択することで特定のユーザーのコメントを非表示にすることができます。(ミュート機能)
  • ※ミュート機能により非表示となった投稿は完全に見えなくなります。このため表示件数が少なく表示される場合がございますのでご了承ください。なお、非表示にしたユーザーはマイページからご確認いただけます。
  • 非表示・報告をクリックし「このコメントを通報する」を選択することで運営会社に申告できます。
  • ※報告内容について、削除等の処置をお約束するものではありません。確認を行った結果、違反が認められない場合は削除などの措置は行わない場合もあります。なお、報告に対する個別の回答は行っておりません。
  • 『コメント非表示』にチェックを入れると、すべてのニュース記事においてコメント欄が非表示となります。
  • ※チェックを外すと再びコメント欄を見ることができます。
    ※ブラウザを切り替えた際に設定が引き継がれない場合がございます。

新着ニュース

競輪を手軽に楽しもう!netkeirin

ランキング

アクセス数

もっと見る

    注目数

    もっと見る

      ニュースを探す