【京都金杯】松若、アサクサゲンキで初笑いだ 年男が狙うニューイヤーV

デイリースポーツ

2019年01月03日(木) 06:00

 アサクサゲンキで初笑いといきたい松若(撮影・石湯恒介)

 「京都金杯・G3」(5日、京都)

 アサクサゲンキ京都金杯に挑む松若風馬騎手(23)=栗東・音無=は、亥年生まれの“年男”。ルーキーイヤーからコンスタントに勝ち星を積み重ねており、今年はさらなる飛躍が期待される。開幕戦を重賞Vで飾り、幸先のいいスタートを切るか。

 キャリアハイの60勝(15年)には及ばなかったものの、18年は自身2番目に多い53勝をマークした松若。この立派な数字にも、本人は「悪くはないと思っていますが、決して満足はしていません」と真一文字に口を結んだ。

 おごることなく、しっかりと自身と向き合っている。「波が激しいんですよね。勝つときは固め打ちもあるけど、駄目なときはとことん駄目。去年も前半はいいペースで勝てていたのに、途中からひと月に1勝とかもありましたから。もう少し安定して乗りたいです」。反省を糧に、19年は飛躍の年としたい。

 愛嬌あるルックスからも“猪突猛進”のタイプではないが、地に足をつけて着実に前進している。19年の目標は「まずはケガすることなく乗りたい。同期(石川、小崎ら)がケガで悔しい思いをしてきたのを見てきたので。あとは勝つべきレースで勝てるように。大きいレースを勝つよりも、そこが大事だと思っています」と自身の考えにブレはない。

 開幕戦からきっちりと存在感を示したい。コンビを組むアサクサゲンキは、前走のリゲルSで2着と復調ムード。最終追いでは自身が手綱を取り、栗東坂路で4F52秒0-37秒9-12秒7をマーク。ダノンスパーク(6歳1000万下)に先着を果たした。「しまいまでしっかり動いていた。最近は短いところで追走に苦しんでいましたが、マイルに延ばした前走で楽に好位で運べました。あれがいいきっかけになれば」。自厩舎の信頼に応え、飛躍の足がかりとしたい。

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