【京成杯】現時点の3歳馬にはタフな条件、スタミナやキャリアが必要/JRAレース展望

2019年01月09日(水) 06:00

葉牡丹賞を2歳コースレコードで快勝して臨むシークレットラン(撮影:下野雄規)

 皐月賞と同じ中山芝2000mで行われる3歳重賞。2010年にのちのダービー馬エイシンフラッシュがこのレースを制したこともあるが、基本的にはクラシックに繋がりにくいレースとなっている。

1.スタミナを要するレース

 この時期の3歳馬にとって、中山芝2000mはタフな条件である。勝ち時計が2分2秒台になることも珍しくない。2013年にはのちに長距離重賞を勝ちまくるフェイムゲームがここを7番人気で制している。2016年の勝ち馬プロフェットは萩Sの凡走で人気を落としていたが、洋芝の札幌で重賞2着と、すでにスタミナを示していた。

2.キャリアが必要

 過去10年の連対馬のなかで、前走で初勝利を上げたばかりだったという馬は3頭いるが、それらはいずれも未勝利勝ちで、新馬戦からの臨戦、つまり1戦1勝馬の連対例は皆無である。2017年はサーベラージュが新馬戦圧勝を評価されて2番人気に支持されたが14着に大敗。2018年も同様に、新馬戦圧勝のデルタバローズが3番人気で13着。

3.前走凡走馬の巻き返しは困難

 過去10年の連対馬20頭のうち、前走で掲示板を外していた馬は1頭のみ。着差で言うと、前走で0.6秒以上負けていた馬が連対したケースはない。


 シークレットランは前走の葉牡丹賞を2歳コースレコードで快勝。馬場差があったとはいえ、同開催のホープフルSより2秒速いタイムだった。デビュー戦から前走まで、使われながら24kgも馬体重を増やしているように、タフな成長力もクラシックを戦っていく上で武器になる。未勝利勝ちが稍重馬場だったことを思えば、時計を要しているいまの中山の馬場も不安材料にはならない。

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