JRA賞馬事文化賞は矢野吉彦氏、功労賞を原良馬氏が受賞

ラジオNIKKEI

2019年01月08日(火) 19:30

 JRAでは8日(火)、JRA本部で「2018年度JRA賞馬事文化賞選考委員会」を開き、以下の通り受賞者を決定した。

1.2018年度JRA賞馬事文化賞 受賞作及び受賞者
受賞作:競馬と鉄道 あの"競馬場駅"はこうしてできた
受賞者:矢野吉彦氏

●受賞作の概要
 鉄道は日本競馬の発展とともに、観戦客輸送の面から深い関わりを保ち続けてきた。言い換えれば、日本競馬の発展には鉄道の発展が欠かせなかった。明治時代から続く競馬場と鉄道の密接な関係を、丹念に集めた豊富な資料をもとに、アナウンサーらしい軽快な論調で縦横に語り尽くす、鉄道ファンを競馬に誘引する仕掛けが詰まった読み応えのある作品。

●受賞理由
 明治時代からの競馬と鉄道の密接な発展の歩みを、豊富な資料と綿密な現地調査により、往時の雰囲気も含めて分かりやすくまとめた力作であり、競馬を知らない人を競馬場に誘う魅力に満ちた作品であることが評価された。

●受賞者、矢野吉彦氏のコメント
「このたびは、栄えある馬事文化賞を頂戴し、たいへん嬉しく思っております。『競馬と鉄道』の出版の話は、週刊競馬ブックの記事投稿に始まり、JRA競馬博物館での特別展開催、さらにそれを記念してのトークショー実施がなければ実現しなかったものです。ご協力いただいた多くの関係者の皆様に深く感謝しています。とくに、その話をぜひ本にしましょうとお声かけいただいた交通新聞社の太田浩道さんには厚く御礼申し上げます。競馬と鉄道は強い絆で結ばれています。拙著を通して、そのことをいくらかでもご理解いただけたら幸いです。ありがとうございました」

2.2018年度JRA賞馬事文化賞 功労賞 受賞者
受賞者:原良馬氏(競馬解説者)

●受賞理由
原良馬氏は、スポーツ紙競馬記者を経て、昭和63年からはフリーの競馬解説者として現在までも活躍されており、活動実績は50年近くに及ぶ。厩舎取材のさきがけであるとともに、土曜日の競馬中継での解説はもとより、日曜日は各地のウインズでのトークイベントへの出演などで、競馬ファンとの直接的なふれあいを通じ、中央競馬の社会的認知とファン層の拡大に多大な貢献があったことから今回の受賞となった。

●受賞者、原良馬氏のコメント
「このような素晴らしい賞をいただき大変光栄です。ファンのために、という信念で50年間一生懸命仕事をしてきました。これからもライフワークであるファンの皆様との触れ合いを大切にし、馬事文化の発展に尽くしたいと思います」

(JRA発表)

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