ケイアイノーテックなど、今週の主要調教馬場の時計/栗東トレセンニュース

2019年01月17日(木) 14:40

根岸Sに出走予定のケイアイノーテック(写真奥、撮影:井内利彰)

 今週は前週3日間開催の影響があり、15日の火曜日が全休、16日の水曜日が全休明けというスケジュール。ただ、栗東は15日に今週末の重賞登録馬に限っては調教できるとなっており、これを利用して、16日に最終追い切りを行った馬も何頭かいる。

 ただ、追い切りが混雑したのはやはり17日。調教時間中は坂路もCコースも休む間もなく追い切りがあった感じだが、馬場自体は比較的走りやすい印象を受けた。

【坂路/4F51.9秒】
 1月16日。全休明けということもあり、追い切り頭数は多くなかったし、週末のレースを予定している追い切りがあったとしても、全休明けということで、全体時計はセーブしているケースも多々あった。

 そんな中での一番時計はサングラス(栗東・谷潔厩舎)の4F50.1秒。この馬としてはいつも通りの速い時計なので、この動きを見るかぎりは時計の出にくい馬場という印象はない。

 1月17日。数字としては4F47.9秒があるが、これはスタート地点で放馬となり、騎乗者がいない状態での時計。追い切りとしての一番時計は4F49.1秒のライトオンキュー(栗東・昆貢厩舎)。4F49秒台は他にも1頭いるし、4F50秒台は8頭もいて、かなり時計が出る馬場状態だったといってよい。

 そんな中でもレッドルゼル(栗東・安田隆行厩舎)の4F51.8秒は数字的には目立つものではないが、そのラップの踏み方が13.9秒、13.3秒、12.5秒、12.1秒と非常に優秀。騎乗していた北村友一騎手もかなり感触が良かったようで、前走圧勝の勢いは本物だろう。

 先週の馬場差は「+0.2秒」。今週は一転して、時計の出やすい馬場状態。特に17日の時計の出方を見ると、ちょうど走りやすい印象があったので、今週は16日、17日とも『-0.5秒』の馬場差を記録している。

【CW/5F66.0秒】
 1月16日。休み明けということで追い切り頭数は少なかったが、朝一番の開門直後やハロー明けといった時間帯には追い切りが行われている。

 この日、抜群の動きを見せたのはM.デムーロ騎手が騎乗したアドマイヤアゼリ(栗東・須貝尚介厩舎)。ゴールドフラッグを追いかける内容だったが、道中の速いラップも楽々と追走して、ゴール前でも余裕のある動き。時計は6F79.9秒と速く、状態に関しては申し分ないだろう。

 1月17日。たくさんある追い切りの中でも目立つ動きだったのが、根岸S(1月27日・東京ダート1400m)の出走を予定しているケイアイノーテック(栗東・平田修厩舎)。藤岡佑介騎手が跨って、サダムドミニックを追走する内容だったが、道中のフォームも追い出されてからの伸びも上々。

 時計は6F84.1〜5F68.4〜4F52.8〜3F37.9〜1F12.1秒。数字的には特筆するほどではないものの、動き自体は力強いし、追い出してから重心の低いフットワークがいい。ただ、この動きは前走時にも見られていただけに、このあたりは冷静な判断も必要かも知れない。

 先週の馬場差は「+0.2秒」。これは雪の影響を受けたものだったが、今週に関しては全体的な時計の出方を見ても走りやすそう。よって、今週の馬場差は『-0.5秒』で16日、17日とも記録している。

【DP/5F64.5秒・D芝/5F63.0秒】
 今週は芝馬場での追い切りが16日、17日とも少数ながら行われている。馬場状態としてはごく標準だったので、馬場差としては両日とも『±0.0秒』で記録している。

 ポリトラック馬場での追い切り頭数は先週ほど多くないものの、それでも一時期に比べると利用頭数が増えた印象。馬場状態に関しては、先週までと変わらず柔らかさがあり、適度な時計が出る状態。今週の馬場差も『+0.0秒』で記録している。

※調教馬場横の数字は基準時計。この数字以下の時計であれば、標準より速い時計と判断してよい。

(取材・文:井内利彰)

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