【阪神大賞典】ヴォージュ 悲願のタイトル獲得へ 西村師44度目の重賞挑戦

デイリースポーツ

2019年03月15日(金) 09:00

 西村師が重賞獲りを期待するヴォージュ(撮影・石湯恒介)

 「阪神大賞典・G2」(17日、阪神)

 開業5年目の西村真幸調教師(43)=栗東=が14日、マラソンレースに絶対の自信を持つヴォージュを仁川伝統のG2へ送り出す。鞍上の和田とは古巣・岩元厩舎がつなげた縁。44度目のトライで厩舎の重賞初Vといきたいところだ。

 今年は先週終了時点で8勝をマークしている西村師。好調な滑り出しを決める一方で、重賞ではこれまで3着(17年平安S=マイネルバイカ)が最高着順だ。ことごとく厚い壁に跳ね返されて「難しさ、もどかしさを感じてきた」と悔しさをにじませる指揮官が、「重賞に手が届く馬」というヴォージュ阪神大賞典に送り込む。

 オープン入りまでの5勝は全て2000メートルだが、師は早くから長距離適性を見抜いていたという。「2400メートルや2600メートルを使っていきたかった。だから昨年の夏は札幌に連れて行った」。二六の札幌日経オープンを勝ったのは思惑通り。前走の万葉Sでは、のちにダイヤモンドSを勝つユーキャンスマイルを二枚腰で封じ込んだ。「道中、他馬と並ぶとハミを取ってしまう。うまく運んでくれた」と和田の好騎乗をたたえた。

 05年8月から調教師試験合格の13年12月まで、岩元市三厩舎(昨年解散)で助手を務めた。「馬の能力は変えることができない。生き物だから調子の良い悪いがある。だから、一番いい時に、一番いい条件に使ってやることを心掛けている」。師匠から受け継いだ“岩元イズム”。「開業から世話になっているオーナーにも恩返しがしたい。岩元先生の縁でつながった和田で、重賞を勝てたら最高ですね」。44度目の重賞挑戦で初美酒へ-。機は熟した。

関連情報

みんなのコメント

ニュースコメントを表示するには、『コメント非表示』のチェックを外してください。

ミュート・報告・コメント非表示の使い方
  • 非表示・報告をクリックし「このユーザーの投稿を常に表示しない」を選択することで特定のユーザーのコメントを非表示にすることができます。(ミュート機能)
  • ※ミュート機能により非表示となった投稿は完全に見えなくなります。このため表示件数が少なく表示される場合がございますのでご了承ください。なお、非表示にしたユーザーはマイページからご確認いただけます。
  • 非表示・報告をクリックし「このコメントを通報する」を選択することで運営会社に申告できます。
  • ※報告内容について、削除等の処置をお約束するものではありません。確認を行った結果、違反が認められない場合は削除などの措置は行わない場合もあります。なお、報告に対する個別の回答は行っておりません。
  • 『コメント非表示』にチェックを入れると、すべてのニュース記事においてコメント欄が非表示となります。
  • ※チェックを外すと再びコメント欄を見ることができます。
    ※ブラウザを切り替えた際に設定が引き継がれない場合がございます。

新着ニュース

競輪を手軽に楽しもう!netkeirin

ランキング

ニュースを探す