日経賞2着の後も栗東に在厩して、天皇賞・春(4月28日・京都芝3200m)に向けて調整を続けているエタリオウ(栗東・友道康夫厩舎)。今朝18日はその1週前追い切りをCWコースで行っている。

　M.デムーロ騎手が騎乗し、ポポカテペトルを追いかけて、レッドアネモスに追いかけられるという内容だったが、濃霧のため、道中の動きは全く確認できなかった。最後の直線は3頭が縦列になって、2馬身ごとの間隔でゴールへ向かってくる。追われるエタリオウはきっちり前を捕まえて、ポポカテペトルと同入でフィニッシュ。1Fは11.7秒だった。

　ポポカテペトルに騎乗していた安田晋司調教助手によると「6Fはこの馬で85秒くらいだと思います」ということなので、馬場に入った時の追走距離から考えると、エタリオウで6F82秒前半といったところだろう。

　今日は浅めのブリンカーに変更していたが、その分、終いの反応は良かった。普段の調教を見ていても、毛艶の良さが目立つようになってきたし、前走を叩いて、確実に良くなっている印象は受ける。

(取材・文：井内利彰)