【クイーンエリザベス2世C】“チーム矢作”でリスグラシュー雪辱戴冠だ!

デイリースポーツ

2019年04月23日(火) 13:03

リスグラシュー

 「クイーンエリザベス2世C・香港G1」(28日・シャティン)

 “チーム矢作”が改めて、その底力を見せる。海外G1初制覇を狙うリスグラシュー(牝5歳、栗東・矢作芳人厩舎)は、18年香港ヴァーズ2着に続く海外遠征。矢作師は「2度目っていうのは大きい。全然違うよ。前回初めて香港に行った時は、最初パニックになって競馬に使えるかなというくらいだった。今回は人も馬も前回のノウハウがあるからね」と意気込む。

 昨年末の香港遠征では、馬房でイレ込んで馬体を減らすなど、無駄な体力を消耗する場面もあった。今回はその反省から、前回とは別のリラックスしやすい端っこの馬房を主催者サイドにリクエスト。同じく遠征するナックビーナス(牝6歳、美浦・杉浦宏昭厩舎)が見える位置で、馬が不安にならないようにも工夫するという。

 今回、遠征に帯同する調教担当の岡勇策助手は「去年の経験を生かしてですね。前回香港に行ったのは宮内さん(宮内茂貴助手)たちですが、いろいろと話も聞きましたから」と、しっかり引き継いでから現地入り。「ナックビーナスが来るまでの2、3日は1頭で過ごすことになります。体の維持が大事な馬ですから」とレースまでは細心の注意を払って調整に臨む構えだ。

 2度目の香港遠征に踏み切ったのには、人馬の経験に加え、もう一つの理由がある。「ゲートボーイをつけられるからね。エリザベス女王杯を勝ったときはジョッキー(モレイラ)がうまくタイミングを合わして出してくれたけど、どうしてもゲート内で体勢が悪くなるから。ゲートボーイがいることは大きいよ」と矢作師は明かす。

 鞍上は昨年末に日本で短期免許を取得し、約1カ月半で重賞の根岸S(コパノキッキング)を含む25勝と勝ち星を量産した“欧州の若き天才”オイシン・マーフィー騎手(23)=英国=だ。テン乗りとなるが、「何度もビデオを見て研究してくれている」と、指揮官は不安視していない。

「距離も2400メートルよりは、2000メートルの方がいい」と条件変わりを歓迎する。満を持して挑む2度目の決戦。昨年末に胸に刻まれた悔しさを、喜びに変えてみせる。(デイリースポーツ・大西修平)

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