【クイーンエリザベス2世C予想】日本馬は苦戦必至!? 現地記者がアツーイ視線を注ぐ“飛ぶ鳥を落とす勢い”の香港馬/海外レース展望

2019年04月27日(土) 19:31

昨年暮れの香港ヴァーズを制して以降、連勝街道を突き進み、香港中長距離界のトップホースに登り詰めたエグザルタント。写真=森内智也【netkeiba.com】

 春の中距離路線の一端として、すっかり日本でも定着した感のあるクイーンエリザベス2世C。昨年からはチャンピオンズマイル、チェアマンズスプリントとともに、香港チャンピオンズデーとして同日開催されるようになり、ますます日本の競馬ファンにも身近に感じられるようになった。今年はウインブライトリスグラシューディアドラの3頭が参戦。香港競馬に精通するレーシングエディター・Ian Sham氏に今年の展望をうかがった。


エイシンプレストンルーラーシップ、そしてネオリアリズム。日本馬が強いイメージのあるクイーンエリザベス2世カップだが、昨年のパキスタンスターに続き、今年も香港馬にチャンスがありそうだ。
 
 その主役となりそうなのがエグザルタント。昨年末の香港ヴァーズを勝つと、センテナリーヴァーズ、香港ゴールドカップと連勝を続け、香港の中長距離界のトップホースとなった。今シーズン急激に成長した同馬だが、まだまだ成長過程の途中。どんなレースをしてくれるか楽しみだ。

 また、ビューティージェネレーションが勝利したチェアマンズトロフィーの2、3着馬が面白い。人気薄ながら2着となったイーグルウェイは、昨年のジョッキークラブカップでも6番人気で勝利しており、まさに忘れた頃のイーグルウェイだ。

 一方、3着のパキスタンスターは、今シーズンはイマイチな成績が続いていたが、転厩後初のレースで復調のキッカケを掴んだようだ。昨年の再現があってもおかしくない。そして、香港ダービー馬フローレもレースを使うたびに調子を上げている。今回は挑戦者の立場だが、期待は大きい。

 これらの香港勢に一矢を報いるとすれば、やはり日本勢だろうか。とくに、香港ヴァーズでエグザルタントを追い詰めたリスグラシューには逆転の目もあると思う。ただ、前走の金鯱賞で2着に敗れたように少し運がないようにも感じる。もし運のある馬ならば、昨年の香港ヴァーズでも勝利を収めていたのではないだろうか」
(取材・文=Ian Sham、訳=森内智也)

関連情報

みんなのコメント

ニュースコメントを表示するには、『コメント非表示』のチェックを外してください。

ミュート・報告・コメント非表示の使い方
  • 非表示・報告をクリックし「このユーザーの投稿を常に表示しない」を選択することで特定のユーザーのコメントを非表示にすることができます。(ミュート機能)
  • ※ミュート機能により非表示となった投稿は完全に見えなくなります。このため表示件数が少なく表示される場合がございますのでご了承ください。なお、非表示にしたユーザーはマイページからご確認いただけます。
  • 非表示・報告をクリックし「このコメントを通報する」を選択することで運営会社に申告できます。
  • ※報告内容について、削除等の処置をお約束するものではありません。確認を行った結果、違反が認められない場合は削除などの措置は行わない場合もあります。なお、報告に対する個別の回答は行っておりません。
  • 『コメント非表示』にチェックを入れると、すべてのニュース記事においてコメント欄が非表示となります。
  • ※チェックを外すと再びコメント欄を見ることができます。
    ※ブラウザを切り替えた際に設定が引き継がれない場合がございます。

新着ニュース

競輪を手軽に楽しもう!netkeirin

ランキング

ニュースを探す