【七夕賞】福永祐一 全場重賞制覇だ ウオッカの忘れ形見タニノフランケルで挑む

デイリースポーツ

2019年07月05日(金) 06:00

 偉業に挑む福永(撮影・石湯恒介)

 「七夕賞・G3」(7日、福島)

 これまで、数々の重賞を勝ちまくってきた福永祐一騎手(42)=栗東・フリー=が唯一、手にしていないのが福島でのタイトル。史上6人目となるJRA全10場重賞制覇に向け、良血タニノフランケルで7・7みちのく決戦へ向かう。自身はJRA重賞騎乗機会3連勝中と絶好調。勢いに乗って偉業達成といきたいところだ。

 夏競馬開幕週のCBC賞レッドアンシェルで制した福永が、今週は福島伝統のG3で重賞勝ちを狙う。

 安田記念インディチャンプ)、ユニコーンS(ワイドファラオ)、そして前述したCBC賞と、目下JRA重賞騎乗機会3連勝中と絶好調。今週は史上6人目となるJRA全10場重賞制覇の達成が懸かる。「それほど意識はしていないけど、できればいいとは思っている。福島の重賞に騎乗する機会が少ないからね」。実際、福島での重賞挑戦はわずか5回。16年ラジオNIKKEI賞アーバンキッド3着)以来3年ぶりだ。

 今回、手綱を取るのはタニノフランケル。父は14戦無敗の怪物フランケル、母はG1・7勝を挙げたウオッカという、言わずと知れた超良血だ。今年は中山金杯3着、小倉大賞典2着と、重賞でも上位争いを演じるまでに成長。2歳時以来となるコンビ復活にジョッキーの期待も大きい。

 「福島は合いそうだなと思っている。ただ(同型の)マルターズアポジーが出てくるとは…。ビュンビュン行ってくれてハイペースになって、みんなの脚が上がる流れになるといいけどね」。先週は大雨で前が見えなくなるほどの悪天候の中でレッドアンシェルを勝利へ導いた。「今週も道悪の方がいいかな。自分が乗った時(未勝利戦)、道悪で勝っている。できれば雨が降ってほしいね」。偉業達成なるか注目だ。

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