【函館記念予想】 気象予報士が難解なハンデ重賞を“気象予想”!? 波乱を演出するのは馬場と気温で激走する季節馬!/JRAレース展望

2019年07月13日(土) 18:32

前走の巴賞を人気薄で制したスズカデヴィアスは昨年の新潟大賞典を制しており、ハンデは見込まれたとはいえ、決して侮れない一頭だ。 (撮影:稲葉訓也)

 私の予想の特徴は、気象予報士という職業を生かした季節馬激走予想になります。具体的にいえば、配当妙味のある季節馬を特定するため、まずレース当日の気温を区分けします。区分の仕方は「寒」:12度未満、「涼」:12度以上18度未満、「暖」:18度以上25度未満、「暑」:25度以上30度未満、30度以上を「酷暑」としています。

 さらに、JRAの馬場発表をもとに馬場状態を解析、分類します。それらの独自情報を活用し、それぞれの気候・馬場に合った穴馬を抽出するのです。今回は過去10年の気候成績から激走馬の傾向を分析。当日気候レベルを想定し、激走が期待できる馬を抽出しました。
 
 まず過去10年の成績と人気を見てみると、激走馬は過去10年間で18頭おり、2011年からは7番人気以下の馬が毎年2頭馬券に絡んでいます。しかも2015年からは、2頭中1頭が10番人気以下というのは特筆すべき点でしょう。同時に、これまで3〜5番人気の馬が8勝を挙げている点(3番人気:3勝 4番人気:3勝 5番人気:2勝)も見逃せません。

 これら激走馬の傾向として、次のような点が挙げられます。

1.10番人気以下で激走した馬のうち、6頭中5頭が暑・酷暑で未勝利(※その他の気候条件では5連対以上している)
例:マヤノライジン(2009年10番人気、2011年12番人気でともに2着)
2.激走馬のうち6頭が、洋芝と「暖」ですでに勝ち鞍があった馬
例:タマモベストプレイ(2014年9月札幌 丹頂ステークス1着)

 以上の点を踏まえると、

「10番人気以下で暑・酷暑を苦手としている馬」
「洋芝と暖で勝ち鞍がある馬」

 を穴馬としてマークしておくと面白いと思います。とくに近3年は13〜14番人気の馬が馬券に絡んでいますので、10番人気以下の馬の台頭を警戒しておきましょう。
(文=三宅誠)

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