【サウジアラビアRC予想】将来性十分なサリオスに期待/JRAレース展望

2019年10月05日(土) 06:05

独オークス馬を母に持つハーツクライ産駒サリオス(撮影:下野雄規)

 重賞格上げ以前の「いちょうステークス」時代から出世レースとして名高い存在で、昨年はのちの桜花賞グランアレグリアが、一昨年は最優秀2歳牡馬に選出されたダノンプレミアムが優勝している。

 キャリアの浅い馬同士の1戦で難解だ。今回と同じ東京競馬場芝1600mのメイクデビュー東京を圧勝した◎サリオスは、独オークス馬を母に持つハーツクライ産駒。前半の半マイル51秒0、1000m通過63秒5というスローペースをピタリと折り合い、直線入り口で外に持ち出されると、そのままノーステッキで突き放した。2馬身差2着アブソルティスモが2戦目に勝利し、3着以下は勝ち馬から9馬身後方だったことからも、能力は高そうだ。534キロと恵まれた好馬体に加えて、半姉サラキアは昨年のローズS2着馬で、今春のエプソムC2着馬。将来性も十分だろう。

 同じハーツクライ産駒の○クラヴァシュドール。こちらは、祖母パスオブサンダーがBCディスタフ優勝スペインの全妹という血統。阪神競馬場の芝1600m戦でデビューし半マイル49秒5、1000m通過61秒9というペースを中団で追走。追い出されて、やや反応が鈍いシーンもあったが、エンジンがかかると一気に抜け出して快勝した。

 ハーツクライ×Giant's Causewayの配合はあまり例がないが、ストームキャット、ストームバード系に幅を広げるとウインバリアシオンゴーフォザサミットコレクターアイテムなどの名前も出てきて相性は悪くない。牝馬ながらに距離が延びて良さそうで、こちらも将来が楽しみだ。

 前述の▲アブソルティスモレイデオロの半弟。母系はレディブロンドからウインドインハーヘアにさかのぼるA級ファミリーで、血統的な期待は上位組と互角か、それ以上ともいえる。粘り強さを武器にするダイワメジャー産駒とはいえ、札幌での未勝利戦では追われて渋太いところを見せた。あの経験が、どう生かされるかも楽しみだ。

 △エンジェルサークルと△ジェラペッシュは、デビュー戦では案外だったが、大きく体重を減らした2戦目で変わり身を見せた。まだ適正な馬体重は分からないが、今後のためにも注目したい。

関連情報

みんなのコメント

ニュースコメントを表示するには、『コメント非表示』のチェックを外してください。

ミュート・報告・コメント非表示の使い方
  • 非表示・報告をクリックし「このユーザーの投稿を常に表示しない」を選択することで特定のユーザーのコメントを非表示にすることができます。(ミュート機能)
  • ※ミュート機能により非表示となった投稿は完全に見えなくなります。このため表示件数が少なく表示される場合がございますのでご了承ください。なお、非表示にしたユーザーはマイページからご確認いただけます。
  • 非表示・報告をクリックし「このコメントを通報する」を選択することで運営会社に申告できます。
  • ※報告内容について、削除等の処置をお約束するものではありません。確認を行った結果、違反が認められない場合は削除などの措置は行わない場合もあります。なお、報告に対する個別の回答は行っておりません。
  • 『コメント非表示』にチェックを入れると、すべてのニュース記事においてコメント欄が非表示となります。
  • ※チェックを外すと再びコメント欄を見ることができます。
    ※ブラウザを切り替えた際に設定が引き継がれない場合がございます。

新着ニュース

競輪を手軽に楽しもう!netkeirin

ランキング

アクセス数

もっと見る

    注目数

    もっと見る

      ニュースを探す