【豪州競馬】メルボルンCの前哨戦 ジーロングCは1番人気のプリンスオブアランが見事優勝

2019年10月24日(木) 12:50

ゆとりあるローテーションで昨年の雪辱を狙うプリンスオブアラン(撮影:Racing Photos)

 10月23日にジーロング競馬場でG3・ジーロングC(芝2400m)が開催された。

 このレースはメルボルンCの重要な前哨戦の一つで、2002年にはメディアパズルが、2010年にはアメリケインが、2011年にはドゥーナデンがそれぞれこのレースを勝利後にメルボルンCに挑戦し、見事に優勝を果たしている。

 今年、ジーロングCで1番人気に支持されたのはプリンスオブアラン、昨年はメルボルンCのわずか3日前にレクサスSを優勝、優先出走権を手に入れ、中二日でメルボルンCに向かい3馬身差の3着と検討した。騎乗したM.ウォーカー騎手が「中二日の厳しいローテーションでなければ勝っていたと思う」とコメントした経緯からも、今年は何としてもゆとりのあるローテーションでメルボルンCへ向かいたい陣営だったが、レーティング的に出走圏内に入るにはどうしても一つ勝っておく必要があった。

 2番人気はアイルランドからの遠征馬トゥルーセルフ、こちらも目標はメルボルンCだったが、現状ではレーティングが足らず、出走を果たすには最低でも一つ勝つ必要がある。

 1番人気のプリンスオブアランは大外枠からのスタート、少し内にもたれるような動きでゲートを出たが、鞍上のウォーカーがしっかりと追い出して2番手の好位置へ。四角で逃げるハキーに並びかけそのまま先頭へ、後方から馬群を割って迫ったトゥルーセルフをアタマ差抑えて見事優勝した。

 今後発表されるペナルティ(ハンデ増)次第だが、おそらく陣営の思惑通りにメルボルンC出走圏内へと潜り込み、ゆとりあるローテーションで昨年の雪辱を狙う。

 逆に2着のトゥルーセルフはメルボルンC出走が厳しくなったために目標を変更、2000mのG1・マッキノンSへの出走が関係者により示唆された。

 果敢な逃げから3着に残ったハキーは、昨年のプリンスオブアランと同じレクサスSからのメルボルンC出走を狙う。

 メルボルンCにはメールドグラースが、マッキノンSにはスズカデヴィアスがそれぞれ出走を予定している。

(取材:川上鉱介)

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