netkeibaデータベースのリニューアルにより加わった「データ分析」から興味深い数値を紹介します。「データ分析」では騎手と調教師の相性も一目瞭然。「直近1年」「直近5年」「通算」のコンビ実績を調べることができます。「データ分析」から浮かび上がったファンタジーSの「ゴールデンコンビ」はこちら。

【吉田直弘厩舎×西村淳也騎手(パドゥヴァルス)】

　初年度に13勝、2年目となる今年はここまで49勝を挙げており、躍進著しい西村淳也騎手。その西村騎手とのコンビで最も成績が良いのは、4勝2着5回の南井克巳厩舎だが、騎乗機会自体が多いこともあり、複勝回収率は51.3％止まり。西村騎手とのコンビ成績上位10厩舎(着別度数順)の中で複勝回収率が100％超える厩舎は7厩舎あるが、今回はそのうちの一つ、吉田直弘厩舎の管理馬パドゥヴァルスに騎乗する。

「吉田直弘厩舎×西村淳也騎手」の通算成績は2-2-2-3。複勝率66.7％、複勝回収率121.1％という数字が残っている。9回の出走機会のうち1番人気に支持されたケースは一度もなく、2勝はいずれも3番人気で挙げたもの。大穴一発で上げた回収率ではなく、そこそこ上位の人気馬でしっかりと結果を出すことで、高回収率をキープしている形だ。

　パドゥヴァルスとは新馬戦でも手綱を取っており3番人気1着。重賞の今回も引き続き手綱を任されることとなった。これまで西村淳也騎手は重賞に6回騎乗していずれも着外に終わっているが、「ゴールデンコンビ」で臨む今回、待望の馬券圏内突入のシーンも十分ありそうだ。