17日に京都競馬場で行われるマイルチャンピオンシップ(3歳上・GI・芝1600m)の舞台となる京都芝1600m外。このコースについて解説していく。

　京都芝1600mは内回りと外回りがあるが、マイルCSなど上級条件のレースは外回りで施行される。

　京都芝1600m外は2コーナーのポケットからのスタート。3コーナーまで700mほど真っ直ぐ進む。向正面から坂を上り、3コーナーで頂点に達し、そこから4コーナーにかけて下っていく。高低差は4.3m。直線は平坦で400m弱と長いため、下り坂を生かして加速した馬たちによる瞬発力勝負が繰り広げられる。

　秋の京都は、4回開催は全9日間をAコースで行い、5回開催は前半4日間はBコース、後半4日間はCコースで施行する。マイルCSは5回6日目なので、連続開催15日目かつCコース使用2日目ということになる。

　先週の京都芝コースは、スローとなったエリザベス女王杯こそ、上がり32.8秒の脚でラッキーライラックが差し切ったが、JRAの馬場情報でも「コース全体の内側に傷みが出ています」とアナウンスされている状態。それだけに、Cコースへの変更が鍵を握りそう。内側の状態が回復するのか、外の差しが決まるのか、しっかり馬場を見極める必要があるだろう。ちなみに、昨年のマイルCSはペースが落ち着いたこともあり、1→2→3という極端な内枠決着となっている。