【ジャパンC】今年は混戦模様、あの馬の戴冠を期待/JRAレース展望

2019年11月19日(火) 06:00

器用な立ち回りで戴冠を狙うカレンブーケドール(撮影:下野雄規)

 東京競馬を締めくくる大一番ではあるが、今年は年内のGI勝ち馬がゼロというメンバー構成。未だGI勝ちの無い馬にも十分にチャンスがあるだろう。

1.軽い斤量の馬有利

 過去10年で、斤量53kg、つまり3歳牝馬の成績は[2-1-1-7]で複勝率36.4%と上々。3歳牡馬と4歳以上牝馬の55kgも[5-2-1-21]で複勝率27.6%とまずまず。対して、4歳以上牡馬の57kgは[3-7-8-112]で複勝率13.8%となっている。

2.前走4着以内

 過去10年、前走4着以内だった馬が[9-7-6-70]で複勝率23.9%と上々。対して、前走5着以下だった馬は[1-3-4-70]で複勝率10.3%しかない。前走5着以下だった馬は巻き返してきても、2〜3着までというケースが多い。

3.内前決着

 今年東京芝2400mで行われた20レース中(未勝利以下除く)、4角10番手以下の馬が差し切り勝ちを収めたのは2例のみ。ここ4年は大体同じような傾向で、差し・追い込みはあまり決まらなくなっている。ジャパンCも例に漏れず、昨年は中団より前で立ち回り4角でラチ沿いを通った馬のワンツースリー、一昨年は好位のインで脚を溜めていたシュヴァルグランの差し切り勝ち、3年前はキタサンブラックの逃げ切りと、中団より前でロスなく立ち回った馬が好走するレースとなっている。


 カレンブーケドールに期待したい。3走前のオークスは比較的中緩みの少ないタフな展開の中、好位追走からまんまと押し切らんかといった好内容で2着。過去に類のない高速馬場だったという点を踏まえても、近年3歳でジャパンCを好走した牝馬のオークスの内容と比べてレベルの高さは遜色のないものであり、ここで通用する素地は十分にあると見る。また、上に述べたように近年のジャパンCは好位で立ち回る馬に有利なレースとなってきており、この馬の器用さは大きなアドバンテージだ。

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