イギリスの障害競走で20年ぶりの大波乱

2019年12月02日(月) 11:45

 30日(土曜日)にニューキャッスルで行われたハードル2マイル路線のG1ファイティングフィフスハードル(芝16F46y)は、オッズ1.15倍の圧倒的1番人気に推されたブーヴェールデール(セン8、父クリヨン)を2着に退け、4番人気(オッズ17倍)のコーナーストーンラッド(セン5、父デレゲイター)が優勝する波乱の決着となった。ブーヴェールデールは入線後ただちに、バリー・ジェラティー騎手が下馬。右前脚に跛行が見られた同馬は、自厩舎に帰厩した後、獣医師による入念な診察が行われたが、今季中の復帰は困難との診断が下っている。

 ブーヴェールデールは、この路線の最高峰であるG1チャンピオンハードル(芝16F87y)の、17年と18年の勝ち馬。19年の同競走は落馬に終わったが、その後パンチェスタウンのG1パンチェスタウンチャンピオンハードル(芝16F)を制して8度目のG1制覇を達成。このレースが今季の初戦だった。

 このレースで大逃げを打ったのが、今季に入ってハンデ戦を連勝し、ここが重賞初挑戦だったコーナーストーンラッドで、ブーヴェールデールは3番手を追走。最終障害飛越後にブーヴェールデールが猛然とコーナーストーンラッドを追ったが、短頭差及ばず2着に惜敗。オッズ1.15倍での敗退は、99年のG1ハットンズグレイスハードル(芝20F)でオッズ1.14倍のイズラブラクが2着に敗れて以来となる、大本命馬の敗退となった。

 ジェラティー騎手によると、ブーヴェールデールは第7障害でハードルに右前脚をぶつけたとのことで、木の小さな破片(棘)が蹄底に刺さった状態で入線していた。

(文:合田直弘)

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