【シンザン記念】令和のアグネスデジタルへ タガノビューティー夢プラン「ケンタッキーへの道」/トレセン発秘話

東京スポーツ

2020年01月08日(水) 18:00

今後の“大暴れ"が期待されるタガノビューティー(c)netkeiba.com、撮影:下野雄規

「ゆくゆくはアグネスデジタルみたいな幅広い活躍をしてほしいね」

 西園調教師が、芝、ダート、地方、海外と多彩なジャンルで走った希代のユーティリティプレーヤーを引き合いに出して、今後の“大暴れ"を期待するのがシンザン記念に出走するタガノビューティーだ。

 ダートでデビューから圧巻の2連勝を決めたと思ったら、初芝だった前走の朝日杯FSでも見せ場十分の4着。オールマイティーな活躍を期待するのも無理はない。

「前走だって早めに勝ちに動く競馬をした分の4着。もっとじっくり乗っていれば2着はあったかな。ひっかからないから距離も大丈夫だと思うし、芝もダートもいけるというのはうれしい悩みだよね。人間の二刀流はめったに成功しないけど、馬の二刀流はアグネスデジタル以外にも、クロフネとか成功例は少なくないから」

 そんな“令和のアグネスデジタル"に持ち上がっている今後のひとつのプランが、ヒヤシンスS伏竜S→米GIケンタッキーダービーという「ロード・トゥー・ザ・ケンタッキーダービー」のルートだ。

「オーナーがケンタッキーに行ってみたいっていうことでね。去年、マスターフェンサーで挑戦した角田(調教師)君に、輸送費はほとんど向こう持ちだったと聞いた。この世代のダートではウチのが一番強いと思うし、マスターフェンサーの好走(小差6着)を見ても面白いと思う」

 実際、角田調教師に聞いてみると、輸送費うんぬんの話はあくまで相手との交渉次第らしいが、それでも海外馬券を発売して以降の「日本馬勧誘」に対する前向きな姿勢を見ると、交渉も有利に進められるであろうことは想像できる。

 どうせならシンザン記念で負けてケンタッキーダービーを目指すよりも、圧勝したにもかかわらずダート路線に戻して米国に乗り込む、格好いい“軌道"を描いてほしいもの。とにもかくにも、まずはシンザン記念タガノビューティーの走りに注目したい。

(栗東の坂路野郎・高岡功)

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