【シンザン記念予想】血統レベルA級のサンクテュエールに期待/JRAレース展望

2020年01月12日(日) 06:05

血統レベルA級のサンクテュエール(撮影:下野雄規)

 戦後初のクラシック三冠馬となったシンザンの名を冠したからではないだろうが、過去の優勝馬にはタニノギムレットジェンティルドンナアーモンドアイミッキーアイルがいて、2011年2着馬オルフェーヴルはのちに三冠馬となった出世レースだ。

 クラシック本番へ向けて、どの馬も賞金を積み上げたいところでなるべくならば強敵を避けたいというのは当然の心理。登録段階からフルゲート18頭に対して12頭にとどまったのは。ライバル陣営から顔をあわせたくないという馬がいたからに他ならない。

 ◎サンクテュエールは米国でターフクラシック、ウッドワードSに勝ったヨシダの半妹。母ヒルダズパッションは、ブリーダーズCの前哨戦的位置づけとされる米G1バレリーナS含み重賞5勝。血統レベルはA級だ。全兄ジークカイザーも2歳12月の新馬、3歳1月の特別を連勝し、半兄シェドゥーヴルも2歳新馬戦の優勝馬、高い能力とともに仕上がりの早さも伝えている。本馬もデビュー戦を楽勝し、出世レースと名高いアルテミスSの2着馬。結果的にはリアアメリアの決め手に屈した格好だが、目標にされるようなレースでもあった。改めて期待したい。

 ○ルーツドールは、菊花賞馬で、天皇賞・春に勝っているフィエールマンの半妹。父がディープインパクトからジャスタウェイに替わって兄をしのぐ雄大な馬格の持ち主となった。東京競馬場でのデビュー戦は2番手追走からあっさりと抜け出して後続に5馬身差。1分33秒3の時計も、当日の古馬2勝クラス、3勝クラスの勝ち時計と比較しても優秀だった。実戦を1度使われたことで素軽さも出るだろうが、血統的には晩成型かもしれない。

 一角崩しの期待は1戦1勝▲カバジェーロダブルアンコールとのマッチレースを制したデビュー戦は最後2ハロン11秒7→11秒4。馬格に恵まれたロードカナロア産駒で、母ラべはエルフィンS2着馬。祖母も小倉3歳S3着で、一族には芙蓉S優勝馬ジャストドゥイングもいて、仕上がりの早いファミリーだ。

 10頭立てと少頭数ながらもなかなかの好メンバーだ。デビュー2戦目でディープインパクト産駒らしい瞬発力を披露した△オーマイダーリンは、母がドイツ生まれの仏重賞勝ち馬。ディープインパクト×モンズーンの組み合わせにはアルテミスSに勝ったシェーングランツもいる。朝日杯で見せ場を作った△タガノビューティーは、NHKマイルカップ2着タガノブルグの半弟。同じく朝日杯で掲示板を確保した△プリンスリターンも抑えておきたい。

関連情報

みんなのコメント

ニュースコメントを表示するには、『コメント非表示』のチェックを外してください。

ミュート・報告・コメント非表示の使い方
  • 非表示・報告をクリックし「このユーザーの投稿を常に表示しない」を選択することで特定のユーザーのコメントを非表示にすることができます。(ミュート機能)
  • ※ミュート機能により非表示となった投稿は完全に見えなくなります。このため表示件数が少なく表示される場合がございますのでご了承ください。なお、非表示にしたユーザーはマイページからご確認いただけます。
  • 非表示・報告をクリックし「このコメントを通報する」を選択することで運営会社に申告できます。
  • ※報告内容について、削除等の処置をお約束するものではありません。確認を行った結果、違反が認められない場合は削除などの措置は行わない場合もあります。なお、報告に対する個別の回答は行っておりません。
  • 『コメント非表示』にチェックを入れると、すべてのニュース記事においてコメント欄が非表示となります。
  • ※チェックを外すと再びコメント欄を見ることができます。
    ※ブラウザを切り替えた際に設定が引き継がれない場合がございます。

新着ニュース

競輪を手軽に楽しもう!netkeirin

ランキング

ニュースを探す