【根岸S予想】 初ダートのモズアスコットに思わぬ落とし穴!? 「ケシウマ」の消去法が根岸S人気馬を斬る!/JRAレース展望

2020年01月31日(金) 20:03

消去法では黄色信号が灯ったモズアスコット。さすがのGI馬といえども、初ダートで勝ち切るのは難しいということか(撮影:下野雄規)

 今週から冬の東京開催が開幕。日曜日には根岸S(GIII)が行われます。昨年の勝ち馬コパノキッキングや前走で同舞台のOP特別を快勝したミッキーワイルドなど、東京ダート巧者がここに照準を合わせてきました。

 そんななか、2018年の安田記念(GI)を勝ったモズアスコットが出走。芝の実績馬が初ダートに出走するときに評価をどうするか悩むファンも多いのではないでしょうか。そんなときには、過去のデータから敗戦した条件を抽出して好走馬を導き出す「ケシウマ」のパーフェクト消去法に注目です。今週も5つの条件のうち2つを特別に公開します。

【条件1】
外国産馬(前走重賞で3着以内、OPクラスで1着の馬を除く)[0-0-0-15] 複勝率0%
該当馬:テーオーヘリオスドリームキラリモズアスコット
近走大敗していても、自分の得意条件になればお構いなしに好走するのが外国産馬(とくに米国産馬)だが、根岸Sは過去10年、激流のレースが多く、現時点で実力がともなっていない馬はふるいにかけられてしまう。また実力は十分だったとしても、マテラスカイのようにワンペースで逃げるタイプは、激流に呑まれてしまうケースもある。
(過去の主な該当馬:10年スーニ3人気4着、17年ベストマッチョ2人気12着、19年マテラスカイ4人気13着)

【条件2】
7歳馬で、前走3人気以下[0-0-0-22] 複勝率0%
該当馬:ダノンフェイスヨシオワンダーリーデル
近年は育成技術が向上して7歳馬でも活躍する馬は目立ってきているが、ダートは実力が芝よりも如実に出るぶん、一線級で活躍し続けている馬でないと厳しい面もある。ちなみに、8歳馬は前走3人気以下[0-1-3-10]となっているが、前走で勝利した馬か、距離短縮してきた馬しか複勝圏内に入っていない。今年の8歳馬はいずれにも当てはまらず。
(過去の主な該当馬:14年アドマイヤロイヤル3人気5着、18年キングズガード3人気6着)

 条件1でモズアスコット、条件2でワンダーリーデル(昨年の武蔵野S勝ち馬)と、ここでも人気を集めそうな重賞馬が該当しています。モズアスコットについてはダート実績がないことではなく、前走不調の外国産馬であることが評価を落とすポイントに。ルメール騎手が鞍上ではありますが、データ上は様子見といえそうです。

 この他、「ケシウマ」では根岸Sパーフェクト消去法を公開中です。消去法はコパノキッキングをどう評価したのか、消去法により残った馬ご覧いただき、馬券検討にお役立てください!

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