【東京新聞杯】活躍馬を輩出する一戦、好走の条件とは/JRAレース展望

2020年02月05日(水) 06:00

異なるコース・難しい条件の中でも大崩れせず好走しているクリノガウディー

 安田記念へと続く古馬マイル路線の関東における開幕戦。昨年の覇者インディチャンプはその後春秋マイルGI制覇まで上り詰め、18年の勝ち馬リスグラシューも後にGIを4勝するほどにまで成長するなど、冬場のGIII戦ながら先の出世街道にも繋がっていく重要な一戦だ。

1.中距離血統

 昨年の覇者インディチャンプステイゴールド産駒。また、一昨年1着のリスグラシューハーツクライ産駒、17年1着のブラックスピネルタニノギムレット産駒、16年1着のスマートレイアーディープインパクト産駒と、中・長距離で活躍した馬の仔が活躍する傾向にある。

2.高齢馬は苦戦しがち

 過去10年の成績を年齢別にみてみると、最も良いのは4歳馬で複勝率31.6%。以下、5歳馬の28.9%、6歳馬の14.7%、7歳馬の6.7%と続く。特に7歳以上のベテランは苦戦しており、若い馬を中心視するのが良さそう。

3.前走右回りが優勢

 言うまでもなく東京コースは左回りだが、過去10年で前走左回りだった馬は[0-2-0-21]で複勝率8.7%しかない。データのある86年以降でみても、前走左回りだった馬は1勝しかしていない。出走数の偏り(過去10年、前走右回りは125頭で左回りは23頭)は確かにあるが、全体としてみても、前走右回りは平均8.2番人気で平均8.0着なのに対し、前走左回りは平均7.7番人気で平均8.5着と前者の方が優勢となっている。


 クリノガウディーは近走、京成杯AHで日本レコードが出る特殊な高速馬場の中0.9秒差、富士Sで大外枠ながら0.3秒差、マイルCSでは強敵揃いの中0.6秒差と、異なるコース、難しい条件の中で大崩れせずよく走っている。5走前のNHKマイルCは大敗を喫したが、あの日は前日の雹の影響で外差し馬場になっており、最内枠が仇となった結果。東京がダメというわけではなく、見直す余地は十分にあるだろう。

関連情報

みんなのコメント

ニュースコメントを表示するには、『コメント非表示』のチェックを外してください。

ミュート・報告・コメント非表示の使い方
  • 非表示・報告をクリックし「このユーザーの投稿を常に表示しない」を選択することで特定のユーザーのコメントを非表示にすることができます。(ミュート機能)
  • ※ミュート機能により非表示となった投稿は完全に見えなくなります。このため表示件数が少なく表示される場合がございますのでご了承ください。なお、非表示にしたユーザーはマイページからご確認いただけます。
  • 非表示・報告をクリックし「このコメントを通報する」を選択することで運営会社に申告できます。
  • ※報告内容について、削除等の処置をお約束するものではありません。確認を行った結果、違反が認められない場合は削除などの措置は行わない場合もあります。なお、報告に対する個別の回答は行っておりません。
  • 『コメント非表示』にチェックを入れると、すべてのニュース記事においてコメント欄が非表示となります。
  • ※チェックを外すと再びコメント欄を見ることができます。
    ※ブラウザを切り替えた際に設定が引き継がれない場合がございます。

新着ニュース

競輪を手軽に楽しもう!netkeirin

ランキング

アクセス数

もっと見る

    注目数

    もっと見る

      ニュースを探す