【阪急杯】ステルヴィオ迫力満点!9カ月ぶりも陣営自信 木村師「反応良かった」

デイリースポーツ

2020年02月27日(木) 06:00

 丸山を背に美浦Wで併走先着を決めたステルヴィオ(右)=撮影・三好信也

 「阪急杯・G3」(3月1日、阪神)

 2019年秋は順調さを欠いた18年マイルCS覇者のステルヴィオが、満を持して復帰戦を迎える。26日、最終リハは美浦Wで迫力満点の動き。3頭併せで最先着を決め、態勢を整えた。

 18年マイルCS覇者ステルヴィオがターフに戻ってくる。昨秋のスプリンターズSを目の疾患で直前に回避。その後は放牧に出され、今回が9カ月ぶりの実戦となるが、ここまでの調整は順調そのもの。陣営は自信を胸に復帰初戦を迎える。

 最終追い切りは美浦W。前方にランガディア(6歳オープン)、後方にヘイルメリー(3歳新馬)という並びで3頭併せを敢行。道中の行きっぷりは迫力満点。直線に入ってもその勢いが衰えることはなく、5F68秒3-38秒7-12秒3で堂々最先着を果たした。

 手綱を取った丸山が「動きは良かった」と笑顔を見せれば、見届けた木村師も「しまいの反応が良かった。先週が消化不良だったから、その点はうまくいったかな。速い時計を出すつもりはなかったし、(5F)70秒ぐらいでいいと思っていた」と満足げにした。

 初の1400メートル戦については、「以前とは体形も変わっているし、走るフォームも変わって来ている。半信半疑な面もあるが、獲れるところは獲っていきたい」と前向きだ。

 このレースの結果次第では「喉のオペをするつもり。苦しいところがあれば取ってあげたい」とのこと。もちろん、勝てば高松宮記念で2つめのG1奪取が視界に入ってくる。今後へ向けて、大きな意味を持つ戦いになりそうだ。

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