【サウジC】日本勢完敗…世界トップの壁厚く 2頭とも発馬の後手痛恨

デイリースポーツ

2020年03月02日(月) 06:00

 スミヨンのステッキに応え、必死に前を追うクリソベリル

 「サウジC」(29日、キングアブドゥルアジーズ)

 29日にサウジアラビアで行われた新設の国際交流諸競走。1着賞金が約11億円というメインのサウジCに挑戦したクリソベリル(牡4歳、栗東・音無)とゴールドドリーム(牡7歳、栗東・平田)は、世界の分厚い壁に阻まれ、7、6着に終わった。一方、サンバサウジダービーCに臨んだフルフラット(牡3歳、栗東・森)は見事にVを射止め、海外初勝利を飾った。

 米国トップホースの牙城は想像以上に高かった。日本から参戦したゴールドドリームクリソベリルは6、7着に終わった。

 2頭とも発馬の後手が痛恨。最内枠のゴールドドリームは、前をカットされ後方からの競馬に。ルメールは腹をくくって脚をため、直線は優勝候補の一角ベンバトルに果敢に追い比べを挑んだ。

 結果は6着も陣営は納得の表情だ。ルメールは「残念ながら最後の150メートルで脚が上がっちゃったけど、すごくいい競馬ができた。米国馬は本当に強い。でも、ドバイには出てこないかも。だからドバイワールドCはもっといい結果が出せると思う」と前向きだ。平田師も「ドバイに向けていい経験になった。ほぼ世界最強のそろった中での6着。価値がある」と胸を張った。

 一方、終始中団の外めを走らされたクリソベリルは、なし崩しに脚を使わされ、ラストで伸びあぐねた。音無師は「装鞍所、下見所から、非常によく見えた。気合が乗っていいかと思ったけど、テンションが急に上がって…。ジョッキーは首を横に向けたときに開いたと言っていた。道中、寄られてぶつけちゃったのもあったね」と悔しそうだ。

 馬体重が20キロ減り、調整も難しかった初の海外遠征。ただ、次走のドバイに関しては、輸送のリスクがグンと軽くなる。師は「ジョッキーも、走るのは分かりましたと言ってくれた。ドバイで巻き返したい」と意気込む。無敗の進撃は止まったが、このまま終わらせる気など毛頭ない。

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