【地方競馬】大井・荒山勝徳調教師、ミシェル騎手について「ここで期間が終了というのは惜しい」

2020年03月18日(水) 14:05

勝利したリアリティワードの荒山勝徳調教師(左)とミシェル騎手(撮影:高橋正和)

 17日に行われた大井競馬第2R・3歳285万下(ダ1400m・12頭)は、逃げ馬を2番手で追走したM.ミシェル騎手騎乗の1番人気リアリティワード(牡3、大井・荒山勝徳厩舎)が、直線早めに先頭に立つと、追ってくる4番人気ジャックアバンティ(牡3、大井・立花伸厩舎)を1.1/4馬身振り切って優勝した。勝ちタイムは1分29秒3(重)。3着はアタマ差でムーンクライリング(牡3、大井・鈴木啓之厩舎)が入った。

 管理馬で勝利を挙げた短期免許で騎乗中のミシェル騎手について、勝ち馬リアリティワードを管理する荒山勝徳調教師の談話。

荒山勝徳調教師】
「(2R勝利のリアリティワードについては)骨折明けの前走からすると良化はしていましたが、これほどスッと先行できて、スムーズに競馬して来れるとは思っていませんでした。期待以上に上手に乗ってくれました。3コーナーで逃げ馬に離された瞬間があったんですが、慌てて追いかけることもなく、4コーナーまでは手応えを測っていましたよね。

 腕っぷしというか追い方とかを見ていると、女性騎手としては抜けていると思います。全身を使って追うフォームは力強いし、知らないで見ると男性騎手と見分けが付かないでしょう。

 課題があるとすると、少し準備しすぎるところがあるかなと思います。騎乗馬の前走のビデオとかを見て研究してどう乗るか考えていて、それはいいと思うんですが、競馬はあらかじめ考えたとおりにはならないものですから。駆け引きも含めて、場面場面での対応力を磨いていくと、元々カンがいいので、よりいいものが出てくるんじゃないかと見ています。

 馬をなだめ、リラックスさせて折り合わせることに関しては、さすがそこは女性らしいというか、当たりの柔らかさというものが見ていてわかります。男性的な強さと女性的な柔らかさの両面を持っていますので、そこをさらに伸ばしていけば、これからより大きなところに出て行ってもやれるんじゃないかなあと思います。

 最初は手探りから始めてきて、騎乗馬も2周目になってきて、お互いに良いところを把握しつつあるので、ここで期間が終了というのは惜しいなと思います。でも、また次に(短期免許で)来られるなら、もっと良い起用ができると思っています。始めはやっぱり、うるさい馬をお願いするわけにはいかないと思ったんですよ。でも、逆にそういうのをなだめて折り合わせるのが上手いわけですから」

(取材:高橋正和、編集:netkeiba)

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