【園田・兵庫CS予想】 今年はクリソベリル級の“怪物”は潜んでいるのか? 地元記者が出走各馬を徹底分析!/地方競馬レース展望

2020年05月05日(火) 18:03

昨年は、クリソベリルが問答無用の強さを見せて勝利。今年もダート路線に新星が誕生するか?(撮影:稲葉訓也)

 今年で第21回目を迎える「兵庫チャンピオンシップ(JpnII)」は5月6日、園田競馬場の第7R、1870m戦にて行われる。創設されてからというもの、JRA勢が圧倒的な成績を残している。新設年の第1回ミツアキサイレンス(笠松)、第2回ロードバクシン(兵庫)が意地を見せたものの、それ以降はJRA勢が18連勝。

 とくに近年はクリソベリルケイティブレイブコパノリッキーなど、勝ち馬は後に大舞台でも大活躍。出世レースといっても過言ではなくなっている。ほかの交流重賞と違わず、無理な穴狙いで地方馬をアタマで狙うのは得策ではない。買うとしても2、3着にとどめたい。

 JRA勢のなかで、まず目がいくのがバーナードループ。まだフワフワとした走りで幼さを残す一方で、現状でも未勝利→1勝クラスを連勝したように能力の高さには疑いようがない。一戦ごとの伸びシロもありそう。鞍上には初戦、2戦目に騎乗したルメールを迎えた。3歳のこの時期だけに癖を知るパートナーで臨めるのは何より。3連勝でグレード制覇を果たして、出世街道へと乗るか。

 ダノンファラオも素質を秘めた1頭であることは間違いない。見栄えのする好馬体の持ち主。前走はスタートのタイミングが合わず、終始、外を回る展開ではさすがに厳しかったか。操縦性は良さそうなタイプだし、小回りのコースにも対応できる。唯一のダートオープン経験というのも生きてくるか。

 ダートでは2戦2勝のサンデーミラージュも、底を見せていない不気味さがある。今年4月に砂を入れ替えてから脚抜きのいい馬場になっているのも、追い風になりそう。こちらも素質的にいいものを秘めていそうだし、チャンスは十分にある。

 マカオンブランは、前走の沈丁花賞の逃げ切りが見事。小回りコースだけに、スタートセンスの良さは武器になる。ただ、気性面に一抹の不安を残し、当日いかに落ち着いて臨めるかがポイント。パドックの気配には気をつけたい。

 ヒルノマリブは初ダートがどう出るか。血統的な背景からはダートはいかにも合いそうだが…。距離延長でもあるし、取捨を一番悩む1頭であることは間違いない。
 
 地方勢ではピスハンドか。昨年、3着に入ったバンローズキングスの松平幸陣営が送り出してきた。休養を経て、馬体面が成長。馬っぷりが変わってきた。初距離にはなるが、距離の融通は利くタイプ。ペースが流れるのも好都合。地方代表としてどこまで割って入れるのか、地元記者としても注目したい。
(文=桑原勲)

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