【京都ハイジャンプ予想】将来性も加味して狙いたいスプリングボックス/JRAレース展望

2020年05月16日(土) 06:03

京都競馬場の障害コースに不可欠な先行力を持ったスプリングボックス(撮影:小金井邦祥)

 京都競馬場のダートコースのさらに内側に設けられている障害コースを3週半。中山グランドジャンプ(4250m)、中山大障害(4100m)に次ぐ3930mの距離に延べ18回の障害が用意されている難コース。中でも、大障害コースバンケット障害(高低差0.8m、長さ15.9m)の難所は他の競馬場にはない特殊な形態で、ここでバランスを崩すようだと苦しくなる。最後の直線はコーナーリングの巧みさと飛越の安定性などコース適性がモノをいうレースだ。

 JGIIとはいえ、10頭中半数の5頭が障害1勝馬と、今年はやや小粒なメンバーといった印象だ。

 将来性も加味した先物買い的に狙いたいのが、京都競馬場の障害コースに不可欠な先行力を持った◎スプリングボックスだ。平地時代はJRA未勝利だったが、ハードル界に転じて2戦目の初勝利。まだ飛越に若さが見受けられるものの、未勝利を勝った直後に中山新春ジャンプSを楽勝するのだから楽しみな逸材だ。過去2勝は最後の直線がダートだったが、前走、芝の平地戦を使ってきたあたりに意気込みを感じる。初めて経験する京都のバンケット障害はコンビを組む森騎手の手腕に託したい。

 相手にはキャリア豊富な10歳馬○ルペールノエル中山大障害3着2回5着1回という実力馬。昨秋は、今回と同じ京都競馬場の大障害コースを使用する京都ジャンプSで2着し、一昨年の本レース2着だからコース実績には一日の長がある。

 ▲タガノエスプレッソデイリー杯2歳Sに勝ち、三冠競走を完走した実力馬。長くオープンクラスで活躍したのち、昨年春からハードル界に転じて2戦目に初勝利。長期休養をはさんで休み明け3戦目の三木ホースランドパークジャンプSを快勝した。8歳馬とはいえ、まだ伸びしろがありそうだ。

 長い休養から復帰した△スズカプレストルペールノエルを除けば、唯一の障害重賞入着馬。17年の京都ハイジャンプ3着で、同じ大障害コースを使う京都ジャンプSでも3着と健闘している。往年の力を望むのは酷かもしれないが、2年以上ぶりの障害実戦となった前々走くらい走ってくれれば好勝負になりそうだ。最後に、早めスパートができる△マイネルレオーネの食い込みにも注意を払いたい。

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