【帝王賞予想】豪華メンバーで争われるダート王決定戦!!/NARレース展望

2020年06月24日(水) 11:00

国内では無敗のクリソベリルが歴戦の古豪を撃破へ(ユーザー提供:マサさん)

 全国各地のダートの強豪が集まる上半期のダート王決定戦。1978年に創設され、今年で第43回を迎える。1986年には中央競馬招待競走となり、JRA所属馬の出走が可能となった。中央・地方全国指定交流競走に指定された1995年以降の優勝馬は、JRA所属馬17頭、地方所属馬8頭となっている。今年は国内では負けなしで昨年の最優秀ダートホースに選出されたクリソベリル、このレース連覇を狙うオメガパフューム、昨年2着のチュウワウィザードなどのJRA勢、地方からは安定株のノンコノユメ、大井生え抜きのモジアナフレイバー、連勝中のストライクイーグルら、ダートの強豪14頭が集結した

 ◎はクリソベリル。ドバイ遠征帰りの休み明けが気になるところだが、国内では6戦無敗を続けており、国内では敵なしの印象。昨年のジャパンダートダービーでも、大井2000mを経験しており、条件も問題ない。普通に走れば歴戦の古豪撃破の可能性大だ。

 ○にオメガパフューム。大井の2000mがベストの舞台で、この条件ではどのような展開でも確実に脚を伸ばしてくる。5月の平安S優勝からの臨戦過程も好感が持てるし、史上初となる帝王賞連覇も夢ではない。

 ▲はノンコノユメ。地方はゲートで尾持ち(ゲート内で関係者が後ろから尾を持って、スムーズにスタートできるように手助けする行為)ができるので、ゲートの出が安定してきた。それが成績の安定にも繋がってもいるようだ。年齢を重ねてきて、GI勝ちのあるマイル(フェブラリーS)は忙しい感じもあり、大井2000mの舞台もプラス。

 △は4頭で、2017年のこのレースを勝つなど大井コースとは相性の良いケイティブレイブ、立ち回りがうまいチュウワウィザード、長期休み明けを1度叩いた変わり身に期待のルヴァンスレーヴ、地の利を生かしたいモジアナフレイバー

 JRA、地方と超豪華メンバーが揃ったダート路線の上半期総決算となる帝王賞は、6月24日(水)、20時5分発走。

(文:佐々木祥恵)

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