【地方競馬】カプリフレイバーが優駿スプリントV 逃げ切り圧勝で重賞初制覇

デイリースポーツ

2020年06月23日(火) 21:34

カプリフレイバーで優駿スプリントを制した繁田健=大井競馬場(撮影・持木克友)

 「優駿スプリント・S2」(23日、大井)

 開催2日目の11Rで行われ、カプリフレイバーが初重賞制覇を成し遂げた。断然の1番人気に応え、圧倒的な逃げ切りを決めた。2着は9番人気のブロンディーヴァ、3着には10番人気のキングキャヴィアが入った。なお、1着馬は「習志野きらっとスプリント・S1」(7月22日・船橋)、1、2着馬は「アフター5スター賞・S3」(9月8日・大井)の優先出走権を獲得した。

 カプリフレイバーが持ち前のスピードを存分に発揮して、南関東3歳スプリント王の座に就いた。レースは、ダッシュを利かせてハナへ。主導権を握り、軽快なリズムを刻む。直線では好位からブロンディーヴァが迫るが、二枚腰を発揮してそのまま力強く押し切った。繁田健は「スタートはうまく出た。道中もリラックスして走ってくれた」と相棒をたたえた。

 1200メートル以下は5戦全勝。快足ぶりは目を見張るものがある。「スピードとパワーがあるのがいいところ。オーナーと相談して、馬が大丈夫なら習志野きらっとスプリントに行きたい」と稲益貴師。今後も短距離戦線で活躍が期待できそうだ。


 ブロンディーヴァ(2着)「勝った馬は強かったが、牝馬だし、よく頑張った。枠も良かったし、短い距離にもメドが立ったと思う」(御神本訓)

 キングキャヴィア(3着)「前走が千五だったせいか、前半は置かれたけど、道中の手応えは良かった。最後は外を回らざるを得ず、もう少しうまく乗れていれば」(本橋孝)

 スティールペガサス(4着)「直線で前が開かなかったが、それで4着だからいいものを持っている。血統的にも短いところが合ってるし、先々楽しみな馬」(的場文)

 ストーミーデイ(5着)「結果的に1回使ってればとも思うけど、大井の代表格として力は見せられた。馬体重増は乗っていて違和感はなかった」(笹川翼

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