【札幌記念】ノームコアが会心V 横山典「自信を持って乗った」完璧騎乗で強敵撃破!

デイリースポーツ

2020年08月24日(月) 06:56

 完勝のノームコアと天を指さす横山典

 「札幌記念・G2」(23日、札幌)

 名手が魅せた-。初の無観客開催となった北都のG2を制したのは、横山典騎乗の2番人気ノームコア。昨年のヴィクトリアMをレコード勝ちした実力馬が中団から力強く抜け出し、昨年10月の富士S以来となる4つ目の重賞タイトルを手にした。2着に後方から追い込んだ6番人気のペルシアンナイトが入り、1番人気のラッキーライラックは3着。G1馬3頭が上位を占める結果となった。

 会心の騎乗だったのだろう。見事な手綱さばきでノームコアをVへと導いた横山典は、フィニッシュと同時に左手を高らかと挙げてガッツポーズ。引き揚げてきた検量室前でも右手を突き上げて満面の笑み。「いつもより馬が落ち着いていた。やれると思って自信を持って乗りました。いい競馬を見せられたと思います」。自画自賛の完璧な騎乗だった。

 最内枠から発進し、道中は中団のインを追走。「スタートが遅い時と、折り合いが難しい時がある。そこだけを注意して乗りました」。4戦連続のコンビで馬の癖はつかんでいる。ベテランは勝負どころも逃さない。直線で手応えが怪しいラッキーライラックをパスすると、返す刀で外から迫るペルシアンナイトの猛追も完封。

「4角手前まですごく上手に来られた。いつも最後はいい脚を使ってくれる馬。それに加えて、きょうは具合も良かった」。人馬ともにノーミスでV。厩舎スタッフの完璧な仕上げをたたえることも忘れなかった。

 今夏の北海道シリーズは、横山和生&武史兄弟が大活躍。息子たちに負けてはいられない。ここ一番で父親の威厳を示した。ノームコアも妹に負けてはいられない。半妹のクロノジェネシス宝塚記念大阪杯2着のリベンジを果たしたように、妹の宿敵ラッキーライラックを北都で撃破。「強い競馬だった」と萩原師を喜ばせた。

 今後について、指揮官は「オーナーと相談して決めたい」と明言を避けたが、芝2000メートルのG2を勝利したことで選択肢が広がった。「牝馬ですけど、いつも頑張ってくれる。この秋も頑張ってほしい」と横山典。白さが増した5歳牝馬が、夏の北都でさらに輝きを増した。秋の飛躍が非常に楽しみだ。

関連情報

みんなのコメント

ニュースコメントを表示するには、『コメント非表示』のチェックを外してください。

ミュート・報告・コメント非表示の使い方
  • 非表示・報告をクリックし「このユーザーの投稿を常に表示しない」を選択することで特定のユーザーのコメントを非表示にすることができます。(ミュート機能)
  • ※ミュート機能により非表示となった投稿は完全に見えなくなります。このため表示件数が少なく表示される場合がございますのでご了承ください。なお、非表示にしたユーザーはマイページからご確認いただけます。
  • 非表示・報告をクリックし「このコメントを通報する」を選択することで運営会社に申告できます。
  • ※報告内容について、削除等の処置をお約束するものではありません。確認を行った結果、違反が認められない場合は削除などの措置は行わない場合もあります。なお、報告に対する個別の回答は行っておりません。
  • 『コメント非表示』にチェックを入れると、すべてのニュース記事においてコメント欄が非表示となります。
  • ※チェックを外すと再びコメント欄を見ることができます。
    ※ブラウザを切り替えた際に設定が引き継がれない場合がございます。

新着ニュース

競輪を手軽に楽しもう!netkeirin

ランキング

ニュースを探す