【西日本ダービーレース予想】ミスカゴシマ、今度こそ“ダービー”の称号を/NARレース展望

2020年09月10日(木) 11:00

ダービーの称号を狙うミスカゴシマ(提供:佐賀県競馬組合)

 9月10日、笠松競馬場で重賞・西日本ダービー(1900m)が行われる。2016年に創設されたレースで、デビューから現在まで一度も他地区への移籍がない馬のみが出走できる。西日本地区の各競馬場生え抜き3歳馬チャンピオンを決める位置づけで、実施場は持ち回り。園田、佐賀、金沢、高知の順に行われ、今年は笠松競馬場での開催となった。

 中心はミスカゴシマ(佐賀)。地元で重賞6勝を挙げる牝馬で、2走前は古馬相手に重賞・吉野ヶ里記念を制覇。負かした相手はハッピーハッピードラゴンゲートと、佐賀を代表する馬で、斤量52kgの恩恵があったとはいえ立派な内容だった。今回は初めて山口勲騎手とのコンビ。これまでは逃げや2番手からの競馬で強さを見せ、吉野ヶ里記念は控えるレースをしており、新コンビのレースぶりにも注目したい。

 イチライジン(兵庫)は兵庫ダービーで追い込んで3着の実績馬。前に行った馬が残る中、メンバー中、唯一の39秒台の脚で追い込んだが、実はこの時も外枠が当たってしまい、距離ロスをなくすため、位置取りを後ろにせざるをえなかった。そして、今回も大外枠。その影響がどのくらい出るかが鍵だが、今回のメンバーでは逃げ・先行馬と後方から行く馬とで馬群がバラける可能性もあり、そうなればちょうどいいポジションにハマれそう。

 フジヤマブシ(金沢)は強烈な差し脚が武器の馬。北日本新聞杯もMRO金賞も4コーナーからグングン加速して直線大外から本命馬たちをゴール寸前で交わしての勝利はあまりにも鮮やかだった。笠松は小回りコースに加え、砂が軽いため逃げ・先行馬が圧倒的に有利。それだけに差し切りが決まるかどうかがこの馬にとっては最大のポイントだろう。

 過去4回中2勝を挙げる高知勢からはガンバルン(高知)に期待。世代限定戦ではすべて逃げているスピードの持ち主。1900mは初になるが、馬場を味方につければ上位争いに加わりそう。

 西日本ダービーは9月10日笠松11R、16時25分発走予定。

(文=大恵陽子)

関連情報

みんなのコメント

ニュースコメントを表示するには、『コメント非表示』のチェックを外してください。

ミュート・報告・コメント非表示の使い方
  • 非表示・報告をクリックし「このユーザーの投稿を常に表示しない」を選択することで特定のユーザーのコメントを非表示にすることができます。(ミュート機能)
  • ※ミュート機能により非表示となった投稿は完全に見えなくなります。このため表示件数が少なく表示される場合がございますのでご了承ください。なお、非表示にしたユーザーはマイページからご確認いただけます。
  • 非表示・報告をクリックし「このコメントを通報する」を選択することで運営会社に申告できます。
  • ※報告内容について、削除等の処置をお約束するものではありません。確認を行った結果、違反が認められない場合は削除などの措置は行わない場合もあります。なお、報告に対する個別の回答は行っておりません。
  • 『コメント非表示』にチェックを入れると、すべてのニュース記事においてコメント欄が非表示となります。
  • ※チェックを外すと再びコメント欄を見ることができます。
    ※ブラウザを切り替えた際に設定が引き継がれない場合がございます。

新着ニュース

競輪を手軽に楽しもう!netkeirin

ランキング

アクセス数

もっと見る

    注目数

    もっと見る

      ニュースを探す