【菊花賞 コース解説】二度の坂超えの長丁場で、確かな末脚が求められるコース

2020年10月23日(金) 10:00

京都芝3000m

 25日に行われる菊花賞(3歳・牡牝・GI)の舞台となる京都芝3000m外。このコースについて解説していく。

 京都競馬場の芝には内回りと外回りがあり、Aコース使用時の一周距離は内:1782.8m、外:1894.3m。ゴール前直線は内:328.4m、外:403.7m。コンパクトな内回りと瞬発力が生かせる外回りコースでは求められる適性が異なってくる点にまずは注意したい。京都芝コース最大の特徴は、外回りで高低差4.3mにもおよぶ3コーナーの「坂」。向正面の半ばから3コーナーにかけて上り、4コーナーにかけて一気に下るレイアウトで、それ以外はほぼ平坦になっている。

 芝3000mは向正面の3コーナー手前からのスタート。スタート直後に一度目の坂越えを迎える。初角となる3コーナーまでは200mほどと短く、外枠の馬は外を回るロスを強いられることが多い。3〜4コーナーを過ぎて1周目のスタンド前を通過。全馬が初距離となるこのレース、経験の浅い3歳馬ということもあり、有観客時はということにはなるが、まずはここの大歓声で引っ掛からないことがポイントとなる。

 そのまま二度目となる3〜4コーナーの坂越えを経て、最後の直線は約404m。二度の坂越えがある3000mの長丁場ということで、かなりスタミナを求められるコースだ。実際、消耗戦の様相を呈することが多く、力の無い馬は早々と後退し、5年連続で4コーナーで好位まで押し上げて上がり最速を繰り出した馬が連対を果たしている。高速馬場であれば内・前決着もあるが、標準レベルの馬場であれば末脚重視が妥当だろう。

 4回京都は全てAコースで行われ、菊花賞は6日目の開催。4回開催は良好な馬場コンディションで行われることが多いが、今年は時計を要し気味。雨の中でレースが行われた影響で内側の傷みが目立ってきており、先週の秋華賞も差し決着となった。菊花賞当日は良馬場となりそうだが、内側を通っても走れる馬場かどうかをしっかりチェックしたい。

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