【エリザベス女王杯】ソフトフルートさらに進化 軽快フットワークで態勢整った!

デイリースポーツ

2020年11月11日(水) 09:05

 栗東CWを軽快に駆けたソフトフルート(撮影・石湯恒介)

 「エリザベス女王杯・G1」(15日、阪神)

 秋華賞3着ソフトフルートは10日、府中牝馬S3着サムシングジャストの松田勢が火曜追いを敢行した。ともに栗東CWを単走馬なり。終始リラックスしたムードで、軽快なフットワークを披露。ここまでの順調ぶりをアピールした。

 G1初挑戦の秋華賞で、出遅れながら大外を猛追。見せ場たっぷりの走りで3着に好走したソフトフルートが、ひと足早く最終追い切りを行った。

 栗東坂路を軽く1本駆け上がってからCWへ。武蔵野Sに出走するタイムフライヤー、同じくエリザベス女王杯に参戦のサムシングジャストに続いての馬場入り。3頭が5馬身ほどの間隔で足並みを合わせて進み、単走馬なりで決戦へ向けての態勢を整えた。

 あまり例がない火曜追いだが、松田厩舎にとっては通常通りのメニュー。「時計が速くならないようにタイムフライヤーにリードしてもらいました。この馬らしい、いい追い切りができましたよ」と松田師は満足げだ。

 父はディープインパクト。もともと期待値は高かったが、勝ち切れないレースも続いて出世が遅れた。素質の片りんを示したのは2走前の夕月特別。4馬身差で快勝し、勢いそのままに秋華賞でも上位に食い込んだ。

 「二の脚がつかず後ろからの競馬に。内回りの二千ではしんどかった。それでも馬体が完成してきて調教がしっかりとできていた分、最後は追い込んでくれましたね」と指揮官。ただ、銅メダルで納得はしていない。完成型に近づきつつある今、欲しいのはもちろんG1のタイトルだ。

 今回は同じ牝馬でも古馬が相手。レベルはワンランク上がる。それでも「2キロ差を生かせれば通用していい。三冠ジョッキーにこの馬の良さを引き出してもらいたい」とトレーナーは、5戦ぶりにコンビを組む福永の手綱を楽しみにした。

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