【祝!香港スプリント優勝】ロードカナロア産駒ダノンスマッシュが叶えた香港G1親子制覇の夢/ねぇさんのトレセン密着

2020年12月13日(日) 22:16

父子で香港G1制覇を達成したダノンスマッシュ(撮影日:2019年3月21日、撮影:花岡貴子)

 13日に行われた香港国際競走の香港スプリント(G1)で見事!ダノンスマッシュが優勝しました。

 昨年のチャレンジでは8着に終わりましたが、今年は凄かった。外枠からの発走でしたが、名手ライアン・ムーア騎手の積極的なアプローチでスッと中段外目につけてレースを進め、直線では満を持して抜け出しました!ホントにお見事!!

 ダノンスマッシュはこれがG1初勝利となりました。同じ安田隆行厩舎にいたロードカナロアの子供であり、ダノンスマッシュを担当する岩本助手はロードカナロアも担当していたので、安田厩舎も担当者も異国の地を舞台にG1の親子制覇をその手で支えたことになります。

 かねてから常々、「ロードカナロアの仔を香港のG1に連れていきたいし、勝てれば最高」と話していた岩本助手。今日、その夢が叶いましたね!おめでとうございます!

 ロードカナロアは香港でもとても人気があって、その名の冠レースがあるほどです。岩本助手もそれは肌で感じているそうで、「昨年、香港にきたとき、ロードカナロアが今でも香港の方々にリスペクトされていて感激しました。そんな偉大な馬に携われて幸せです」とも話していました。

 ロードカナロアといえば、印象深いレースはやはり2012年と2013年に連覇したこの香港スプリント。特に2013年の香港スプリントは後続に5馬身つけての圧勝でした。

 このときのことを岩本助手と振り返ったことがあります。

「あのときはレース前から"絶対に負けない"というくらいの自信がありました。僕自身、日頃カナロアに接していてもそう感じさせるものがありましたし、調教をつけていた安田翔伍さん(現調教師)は調教がとても巧く状態に関するジャッジも的確な方なんですが、やはりかなり自信を持っていましたからね。

 短距離の1200mで2着に1秒差、5馬身差って2000mなら大差に相当してもおかしくないほどです。スタートから馬がかなりやる気になっていました。それなのに、レースをあがってきたとき、ケロッとしていたんですよね。ホント、どれだけ強いんだ、と思いましたよ」

 今年の香港競馬は新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、レース直後の取材は叶いませんが、間違いなく大感激していることでしょう。人馬ともに無事帰国されたら、また新しい夢について聞かなければいけませんね。今からその時が待ち遠しいです。

(取材・文:花岡貴子)

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