【有馬記念 コース解説】タフさ、スタミナ、器用さが問われる希少なコース

2020年12月27日(日) 10:22

中山芝2500m

 27日に行われる有馬記念(3歳上・GI)の舞台となる中山芝2500m。このコースについて解説していく。

 なお、中山芝コースは内回りと外回りがあるが、芝2500mは内回りを使用する。

 中山競馬場の芝コースの一周距離は内回りが1667.1m、外回りが1839.7m。内回りの1667.1mという数字は四大場(東京・中山・京都・阪神)の中ではもちろん最少で、ローカル場と変わらない。小回りコースという認識でOKだ。とはいえ、高低差5.3mはJRA全10場で最も大きく、単純にスピードだけでは押し切るのは簡単ではない。広いコースでスローペースからの瞬発力勝負が標準となっている昨今において、希少性の高いコースなのだ。

 中山芝2500mは外回りコースの向正面スタート。初角となる3コーナーまでは192mと短い。1周目のスタンド前、そして最後の直線と2度の坂越えがあるため、タフさ、スタミナが問われる。それと同時に、コーナーを6回まわることになるため、器用さも必要。向正面の下りからレースが動きだし、ゴールまでの持久力勝負となる。ゴール前の直線は310m。

 有馬記念は5回中山の8日目。5回中山は全8日ともAコースを使用するため、Aコース使用8日目ということになる。5回中山は良好な馬場コンディションでスタートしたが、先週の競馬では時計が掛かり始めており、馬場が荒れてきている印象。高速決着は望みづらい。昨年、アーモンドアイリスグラシューが圧倒したように、適性が大きくモノを言う舞台だけに、「急坂」「重い芝」「小回り」で浮上する馬をしっかり狙いたい。

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