【中山記念予想】開幕週の中山にピッタリの「カラダ」をした狙い馬/JRAレース展望

2021年02月27日(土) 18:32

古澤氏注目の1頭ウインイクシード。馬体の各パーツは開幕週の馬場にも、中山1800にもピッタリという(撮影:高橋正和)

 今週は中山記念が行われます。開幕週なので現時点ではあまり傾向は分りませんが、最近の中山の芝を見ると馬場は若干重めと考えて良いでしょう。骨格が軽く筋肉量の少ない馬ではなく、しっかりと力強さのある筋肉量も豊富な馬を狙いたいと思います。あとは開幕週なのである程度先行有利と考えておきます。これらの点を踏まえて、馬体的見地から好走できそうな馬を考えていきたいと思います。

 まず中山金杯3着のウインイクシード。ツナギの角度や筋肉の付き具合など非常にバランスが良く、各パーツのサイズも中山1800mを走るのに最適と言って良いと思います。状態としては昨夏の七夕賞時の方が良く見えますが、時期を考えれば十分仕上がっていると思います。

 想定している馬場もピッタリで、距離も前走の2000mより今回の1800mの方が合いそう。去年とは3走前から同じローテーションで少しずつ着順を落としていますが、今年は日経賞ではなくここなので大幅に期待できそうです。

 次にクラージュゲリエは、使いながら馬体に厚みが出てグングン良くなっています。特にトモの張りが良く充実しています。やや脚が長めで距離はもっとあっても良いくらいですが、前走時の中京に比べると今回の馬場の方が合っているのは確かでしょう。極端な前残りでない限りは上位争いに持ち込めそうです。

 前走時でも本命を打ったケイデンスコールは、デキ自体は良くなっています。今回は若干腹回りに余裕がある印象ですが、動ける態勢でしょう。ただ、距離が延びますし、ツナギの長さや全体のバランスを考えると少し長いと思います。前走は内伸び馬場で内枠と、条件が揃い過ぎていただけに今回は妙味が薄そうです。

 有馬記念13着からの巻き返しを狙うバビット。腹回りがコロンとして見えますが、これはほとんど体型と言って良いでしょう。トモの筋肉が張り詰めてパワーアップしていますし、胴が短く詰まっていますので距離が1800mに短縮されるのも良いでしょう。前走とは相手が違いますし、馬場も味方になりそうなここは当然好勝負に持ち込めるでしょう。

 そしてヒシイグアス。トモの筋肉がどっしりしてパワーを感じさせます。ハーツクライ産駒で胴がゆったりしていて各パーツにも緩さが感じられるので距離はもっとあった方が良い印象です。能力的にはここでも上位で、上位争いには持ち込めそうですが、あまり人気するようなら下げたいところはあります。

 まとめると、適性で考えるとバビットウインイクシード辺りがこの中では良いように見えます。馬券妙味もある程度ありそうですし、今回狙いたいところです。ハンデや枠順、今週の馬場といった要素を加味して、結論はウマい馬券で公開したいと思います。
(文=古澤秀和)

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