【高松宮記念予想】スピード一辺倒では勝てない今年の一戦! 天気を味方につけるのは?

2021年03月28日(日) 06:05

力のいる馬場を味方につけ、巻き返しを図りたいラウダシオン(撮影:小金井邦祥)

 スピードの極限を競う春の短距離王決定戦。ただし、今年の場合は舞台となる中京競馬場が昨年12月から今年2月上旬まで断続的に使われた。第1回中京開催終了後、補修作業などを行ったそうだが、先週、先々週と雨にたたられ、スピードだけを武器にする馬には厳しい舞台になりそうだ。

 ◎ラウダシオンは、NHKマイルCの優勝馬。前走のシルクロードSは57キロのハンデで2番人気3着だったが、2歳時以来の1200m戦で、33秒7〜45秒0のペースに戸惑ったようにも見えた。正攻法の競馬をして、この馬なりに最後も伸びてはいるのだが、荒れたインを付いたライトオンキューと、外目の良い部分を伸びたシヴァージの大駆けには対抗できなかった。これまでのレース内容から1200mがベストとは思えないが、得意の左まわりと時計がかかる馬場を味方に2つめのGI制覇を狙う。

 〇ダノンスマッシュは昨秋のスプリンターズS2着で、香港スプリントの覇者。明らかに格上の馬だが、高松宮記念は過去2回挑戦して1番人気4着と3番人気10着。中京競馬場は3歳時のファルコンSでも人気を裏切っている。京王杯SCにも勝っているし、昨秋のセントウルS優勝で左回りの不安説を解消しているものの、まだ右回りほど信頼は置けない。人気は確実だけにやや評価を下げた。

 ▲ライトオンキューは57.5キロのハンデでシルクロードS2着。1枠2番からのスタートだったために終始、荒れたインコースを通らざるを得なくなり、それでも最後の直線では1度は完全に抜け出るシーンもあった。結局、56キロのシヴァージには先着を許したが、57キロのラウダシオンには先着した。芝1200m戦では9戦して、大きく崩れたのは休み明けの函館スプリントSと、結果論になるが前を追いかけすぎたスプリンターズSのみ。6歳馬とはいえ、1戦ごとに力をつけている印象もある。

 △アウィルアウェイは昨秋のスプリンターズS3着馬。馬体重の変動が激しい馬で、はまったときの瞬発力はここでも通用しそうだが、荒れた馬場はどうだろう。

 △レシステンシアのスピードはここでも上位。初めて経験する1200mのペースに対応できれば、アッサリのシーンも。△インディチャンプも初の1200m戦。1400mの前2走はそれぞれ敗因があった。改めて実績を見直したい。△サウンドキアラは重賞3勝でヴィクトリアマイル2着。楽に追走することができればその末脚は互角だ。

関連情報

みんなのコメント

ニュースコメントを表示するには、『コメント非表示』のチェックを外してください。

ミュート・報告・コメント非表示の使い方
  • 非表示・報告をクリックし「このユーザーの投稿を常に表示しない」を選択することで特定のユーザーのコメントを非表示にすることができます。(ミュート機能)
  • ※ミュート機能により非表示となった投稿は完全に見えなくなります。このため表示件数が少なく表示される場合がございますのでご了承ください。なお、非表示にしたユーザーはマイページからご確認いただけます。
  • 非表示・報告をクリックし「このコメントを通報する」を選択することで運営会社に申告できます。
  • ※報告内容について、削除等の処置をお約束するものではありません。確認を行った結果、違反が認められない場合は削除などの措置は行わない場合もあります。なお、報告に対する個別の回答は行っておりません。
  • 『コメント非表示』にチェックを入れると、すべてのニュース記事においてコメント欄が非表示となります。
  • ※チェックを外すと再びコメント欄を見ることができます。
    ※ブラウザを切り替えた際に設定が引き継がれない場合がございます。

新着ニュース

競輪を手軽に楽しもう!netkeirin

ランキング

アクセス数

もっと見る

    注目数

    もっと見る

      ニュースを探す