【京都ハイジャンプ予想】明暗を分けるのは初コースの巧拙!? ジャンプ重賞初制覇を果たすのは?

2021年05月15日(土) 06:04

平地&ジャンプのW重賞制覇がかかるトラスト

 中京競馬場で行われる京都ハイジャンプ。レギュラーシーズンであれば、障害の重賞競走が組まれていない中京競馬場で、しかも実際に使われるのは今回が初めてという3900mコース。過去の傾向など探りようがないが、この競馬場は障害専用のコースを持たないためすべての障害は置き障害で行われる。難易度の高い障害はないが、高低差3.5mの急坂を3度上る。スピードはもちろんだが、最後まで集中力を切らさない精神的なスタミナが問われそうなレースだ。

 ◎トラストは障害競走のオープン特別を3勝。東京ハイジャンプ3着、阪神スプリングジャンプ3着の実績もある。慢性的な脚部不安を抱えているため順調に使い込むことができないが、3月のペガサスジャンプSは道中マイペースで逃げたものの、途中で他馬に絡まれる苦しい展開。それでも絡んできた馬を振り切り、ゴール前であわやのシーンを作った。

 昨年、同距離で行われた阪神スプリングジャンプではハイラップで引っ張り、オジュウチョウサンのレコード樹立をサポートした。このときは早めに来られ、最終障害でバランスを崩したもののシングンマイケルとは差がない3着。距離にもめどを立てている。

 強敵は4歳馬〇スマートアペックス。平地の3歳未勝利戦を勝ち上がった直後に障害へと転向した珍しいキャリアの持ち主だが、入障3戦目に勝ち上がり、その後も先行力を武器に堅実な成績を残している。今年は中山新春ジャンプSを勝ち、阪神スプリングジャンプ2着。中山大障害では62キロを背負って、果敢に先行し見せ場を作って4着。まだ4歳馬だけに無事であれば、相当な伸びシロがありそうだし、この中京コースで勝利経験があるのも心強い。

 逃げ、先行馬が互いにけん制し、一歩も引かないような展開になったとき一発の魅力を感じるのが末脚を武器にする▲ケイブルグラム。同じ中京競馬場での開催となった阪神ジャンプSではレコードで駆けたタガノエスプレッソには離されたものの、最後の直線で追い込んで2着。これで、中京競馬場の障害競走では3戦して2着2回。少なくとも苦手ということはなさそうだ。

 もう1頭あげるとすれば△コウユーホクト。堅実な反面、勝ち上がるまでに時間を要したが、未勝利、障害オープンを連勝するなど障害馬として素質の高いところを見せている。不可解な大敗から平地を1度使っての重賞挑戦となるが、逃げなくても競馬ができる器用さは、今回のメンバーに入れば心強い武器になりそうだ。

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