【平安S 血統データ分析】ハーツクライ系が存在感を放つコース

2021年05月21日(金) 12:12

中京ダート1900mの舞台では意外にもハーツクライ系が狙い目といえそう

 22日に中京競馬場で行われる平安S(4歳上・GIII・ダート1900m)について血統・種牡馬別に検証していく。なお、今年は開催日割の変更に伴い中京ダート1900mにて施行されるため、2020年以降の当該コース成績をデータの集計対象とした。

 ジャスタウェイ産駒は[3-2-1-8]。1〜3人気[3-2-0-2]、4人気以下[0-0-1-6]と上位人気馬が堅実で、1・2人気であれば[2-1-0-0]と連を外していない。同父系となるハーツクライウインバリアシオンも好相性を示していることから、総じてハーツクライ系が狙い目とも言えるだろう。同産駒にはマスターフェンサーヴェルテックスの2頭が該当する。

 ハーツクライ産駒は[3-1-1-12]。直近1年で最多タイとなる3勝を挙げており、本競走と同様に中京ダート1900mで代替開催された21年アルデバランS(オープン)をロードレガリスが制している。また、すべて別馬によって3勝を挙げていることにも種牡馬としての価値を見出せそうだ。同産駒からは、スワーヴアラミスが出走予定。

 ウインバリアシオン産駒は[3-0-0-1]。4戦すべてが今回出走するドスハーツによるもの。また、同馬はダート戦では一度も掲示板外に敗れた経験がなく、昇級初戦かつ重賞の舞台で自慢の末脚がどこまで通用するのか注目したい。

 Tapit産駒は[1-1-0-0]。通算でも当該コースは[2-1-0-0]と底を見せておらず、今回上位人気と目されるアメリカンシードが2勝のうちの1勝を挙げている。その1勝となった犬山特別は2勝クラスとはいえ、2着馬に5馬身差を付ける完勝だった。

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