【オークス予想】ソダシの無敗にストップをかけるのは、AIが支持したキズナの血/JRA重賞レース展望

2021年05月23日(日) 12:05

大外マクリから、右手前のまま直線で突き抜けたフェアリーS。桜花賞では5着以下に大きく差をつけた4強の1頭となった。(撮影:下野雄規)

 無傷の5連勝で桜花賞を制し、白毛初のクラシック馬となったソダシ。昨年のデアリングタクトに続き2冠目の期待を背負ってのオークスとなります。何といってもポイントは2400mの距離となりそうですが、短、中距離で活躍してきたクロフネ産駒初の2000m以上の重賞制覇となるかにも注目が集まります。

 ソダシに限らず、ほとんどの馬がはじめての2400m戦だけに予想の難易度も高いGIで、今週もnetkeibaオリジナルのビッグデータを活用したAI競馬予想から弾き出した、激走注目馬を紹介します。

 レースのペースを予測し、各馬の脚質・各馬の最終走破タイムを算出、走破タイムの速い順に印を打つAIですが、学習し予想に使われるデータは、netkeibaが保有するこれまでのレース情報すべて。

 週頭には大穴エンスージアズムをnetkeibaAIの本命候補としてピックアップしましたが、調教や枠順、馬場など週中の情報を追加した上で弾き出した注目馬は、桜花賞ソダシにコンマ1秒差3着のファインルージュでした。

【netkeibaAIの注目馬】
馬名:ファインルージュ
鞍上:福永祐
総合指数:68.08 (全18頭中1位)

 未勝利、フェアリーSの勝ちタイムは水準レベルの勝ちタイムでしたが、フェアリーSは道中中団で揉まれながら、大外マクリで直線に入り、最後は右手前のまま突き抜けています。タイムに比べての内容は◎でしょう。

 そして前走の桜花賞は、大幅にタイムを短縮して前進。阪神JFの1、2着馬相手に半馬身差と力上位を証明する結果となりました。高速馬場とはいえレコードタイムとなったハイスピードレースで、上がりはソダシより上。最後まで差を詰めた内容に期待を持てます。

 キズナ産駒の代表格は、昨年ダービーは5着も今年の天皇賞(春)で2着に好走したディープボンド。同世代では、NHKマイルCでは落馬のアクシデントがありましたが、NZTを快勝したバスラットレオン、そのNHKマイルC2着だったソングラインがいます。ソングラインのように短期間で成長できるのがキズナ産駒。

 桜花賞後に「先着を許した2頭とは完成度の違い。まだまだ伸びしろを感じる」とコメントした福永祐一騎手。先日の天皇賞(春)で、ワールドプレミアを1着に導いた、その福永騎手が引き続き手綱を握ります。コンビ2戦目となり初騎乗時の前走よりも勝手を知った今回、上積みも考えればココでソダシを逆転しても不思議はありません。いまだにいないキズナ産駒のGI勝ちの期待も高まります。

 新たなデータを取り込むたびに学習し、回収率が向上しているnetkeibaオリジナルAI。その他の馬を含めた全順位付け、解説はウマい馬券で公開中です!

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